第33話 密室パズル

「な、何ィ~…… 

 バ、バカな事を言うなァ~❗」


「あら、文句があるの❓ 鑑識に蹴り破ったチェーンを丹念にひとつ、ひとつ調べて貰えば解る事よ❗」

 この後、細工した事が判明するだろう。


「うゥ…、こんな指じゃ、そんなチェーンの細工なんか出来ないだろォ~ー❗」

 これ見よがしに包帯を巻いた指を見せた。


「そんなキズ、チェーンを細工した偽装つければ良いでしょ…😌☝✨」


「な……😓💦💦 じゃ、ラインは」


「あら、往生おうじょうぎわが悪いわねェ……

 ラインなんて彼女にでも打たせれば……」

 リオはアゴで水田マリアを差した。


「な…… 私が❓」

 共犯扱いされた水田マリアも動揺を隠せない。


「大場佳代さんのスマホさえ有れば、誰だって打てるわ」


「バカを言え。佳代のスマホは、この部屋のリビングから見つかったンだ……」

 まだ力斗は諦めず言い訳をした。


「あら、それは送信した後、こっそりマリアさんから受け取って、チェーンを壊した時、平井さんの目を盗んでリビングへ置いておいたンでしょ……」

 リオの推理もえている。


「くゥ……」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る