第30話 ショパン

「さ、ショパン❗❗ 出番よ。

 とっとと解決かたづけて頂戴❗❗」

 リオは勝手に取り仕切った。


「……😓💦💦💦」だが、当のショパンは目を白黒させた。


「おいおい……」

 マジか。またショパンに丸投げか。


「何だァ~❗❗ こんなに何が解かるッて言うンだ……」

 力斗は脅すようにショパンを睨んだ。


「……」普段以上に、ショパンはうつ向いて黙ってしまった。


「フフゥ~ン…… 良くお聴きなさい。

 彼は、【十秒探偵 ショパン】よ」

 しかしリオがさえぎるように立ちふさがった。


「じゅ、十秒探偵だとォ~……

 何だそりゃァ~ー❗❗❗」


「全ての謎は【ショパン】に『解決とかれたがって』いるの❗❗」

 リオは、自慢の豊かな胸を張ってみせた。


「はァ~……、な、何ィ~……」

「こんな『密室トリック』❗❗

 一瞬で解決といてみせるわ❗❗」

 まるで自分の事のように威張った。


 しかし言われたショパンはたまらない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る