第24話

 現場となった部屋には、容疑者の力斗、それに元彼女の水田マリアが刑事に連れられていた。


「おい、何度、事情聴取すりゃぁ、気が済むンだ……」

 ふて腐れた顔で力斗はぼやいた。


「安心して下さい❗❗ これで最後ですから」

 自信たっぷりに美人警部補 リオが応えた。


「フゥ~ン……」

 マリアも勝手にソファに腰掛けた。

「私だって、あらぬ疑いをかけられて良い迷惑よ」

 どことなく挙動不審だ。

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