私は魔獣と戦闘をする!

魔獣と戦う事になったけどどうしよう 強くはないらしいけど正直戦いたくないけど...なんだっけ?フォレストウルフ?どうやら保護色らしいけど探索魔法で何処に居るかはっきり分かっているんだよね


 「...じゃあマルガ頑張って...」

 「マルガ頑張ってね~」

 「うそでしょ...頑張ってみるけど...」


 どうやって戦おう 正直遠距離から魔法を打ち込んでいるだけで勝てるだろうしそうしよっかな


 「よーし...何使おうかなぁ...」

 「...口出しだめだからね?...」

 「分かってるわよ」

 「決めた!」


 私は手をかざして魔力を込める 使うのは氷魔法 多分避けれないと思うけどスピードを早めにして撃とう


 「くらえっ、アイスボール!」

 「きゃうんっ!」

 「...あ、あれ?まだ氷ぶつけただけだよ?...」


 フォレストウルフはピクリとも動かなくなってしまった というかフォレストウルフがただの肉塊になっている あれ?ただ氷魔法を様子見で撃っただけなのに...もしかして弱すぎる魔獣? やっかいなのは保護色のせい?


 「...えげつないわね...」

 「ええぇ、えげつないわね」

 「何が?ただ氷撃っただけだよ?」

 「...スピードが目で追えなかったけど...あんなの意識してても避けれない...」

 「全然私たちの事気づいていない相手に対して恐ろしい程のスピードで氷塊ぶつけるとか鬼畜ね」

 「なんで倒したら倒してで文句言われないといけないのよぉ!」

 「倒し方がえげつないからじゃない?遠くから一方的に感知してその後に圧倒的物理で倒すなんて」

 「...聞いてるだけでもやばい...」


 戦闘とかそんなレベルじゃなかったみたい どっちかっていうと虐殺だね まぁ気にしたら負けだね!


 「じゃあ倒したし薬草採取に戻ろう!」

 「...そうだね、じゃあ私が一つ見つけるからそれをマルガに見せればいい?」

 「そうです!...これで私の魔法が使えます...!」


 ミツキさんに一つ薬草を持ってきて貰う その薬草を探索魔法で指定して範囲を広げると...! 沢山出てきたけど全部取っちゃダメだから...


 「...よし沢山取れるぅ」

 「...取りすぎはだめだからね...」

 「任せて!ぎりぎりのラインを攻めるから!」

 「...出来れば初心者の為にもっと余裕を持って取ってほしい...」

 「私も初心者なんだけど...分かった...」


出来るだけ取りすぎない様にしつつ取っていこうっ!荷物に関しては空間魔法に入れとけば問題無いしね 


        ◆◇◆◇


 「...ふぅ...沢山取ったなぁ...」

 「...本当に最初の一つ渡しただけで後は探す事ができるんだね...」

 「出来ました!リーアがいい事を提案してくれたから!」

 「私言っただけで出来るとは言ってないわよ?正直出来た時内心びっくりしてたし」 

 「そうなんだ...」


 よし、後は帰るだけだし空間魔法でさっさとギルドに帰っちゃおうかな 実はもう使えるんだよね空間転移 しかも言ったことある場所なら何処にでも行ける...!


 「待ってマルガ?まさか空間魔法で帰ろうとしてないよね?」

 「...そんな考えなしにやる訳ないでしょ?...」

 「....(実はそうでしたとか言ったらミツキさんにがっかりされる...!)...」

 「...嘘でしょ?...」

 「まだ何も言ってないですよ!」

 「...で、どうやって帰ろうと思ってたの?...」

 「...ふ、普通に帰ろうと思っていましたよ?」

 「...せめて嘘付くなら目を合わせてから...目を泳がしながら言われても...」

 「そ、そんな分かりやすいの?...うそでしょ」


 自分でも驚きだ、嘘を付くのは下手だと思っていたけどそこまで下手だったとは 次から嘘を付くときは頑張らないといけないかもしれない


 「...普通に戻るわよ、ちゃんと歩いて...」

 「疲れたのに...分かったけど」


         ◆◇◆◇


 「疲れたぁ...」

 「あら、お疲れ様ですマルガちゃん、どうでした薬草採取?」

 「沢山取れた!」

 「沢山ですか?薬草は何処に起きました?」

 「ここにっ」

 「...ちょっと待って...マルガ?こんな所で出そうとしている?...」

 「あっ...危ない..またやっちゃうところだった...」

 「流石にそこまでドジじゃなかったわね、ミツキが言ってなかったら絶対出していたけど」

 「うるさいっ、サラさん何処かに部屋は無いですか?」

 「うーん、応接室でも使いますか?」

 「そこでお願いします!」


 みんなの前で空間魔法なんて使ったら驚かれるし注目されるからね 多分サラさんなら問題無いだろうし これからも見せる事になるだろうから早めに見せても問題無いもんね


 「それでどうしました?」

 「ここに薬草沢山出していいですか?」

 「はい、問題無いですよ、ただ何処に薬草があるんですか?」

 「ここです!」


 私はそこで今日取った薬草を全部出した 割と大量に取れて正直どれくらい取れたか分かってないけど私の腰ぐらいは積みあがっている


 「えっ...空間にすごい裂け目が出来た後にそこから薬草が...こ、これはマルガちゃんの魔法なんですか?」

 「そうだよ!すごいでしょ!」

 「すごいです...なるほど、これなら別室を求めた訳も分かります、こんな魔法皆の前で見せる訳にはいかないですもんね」

 「というわけですっ」

 「これは量が多いので買い取りと査定に時間がかかるかもしれません、マルガちゃんとミツキさんはギルドのロビーで待ってて貰ってもいいですか?」

 「分かったー!」

 「...分かった...」


 サラさんは驚きつつも連絡をしていた、どうやら薬草を査定するために人を読んだらしい まぁあんな量一人で査定するなんて無理だよね 正直ただの草だから雑草とか混ざっている可能性もあるもんね


       ◆◇◆◇


 「マルガさん、査定が完了しましたよ、もう一度応接室にお願いします」

 「はーい」

 「...私は行かない方がいい?...」

 「ミツキさんも来て欲しいなぁ」

 「...分かった...」


 一体いくらぐらいになるんだろう というか薬草採取の依頼受けたけど元々どれくらい取れば依頼達成になるんだろう まずそこから分かってなかったんだけど、まぁいっか!


 「マルガさんが持ってきた物が今回全部薬草だったので買い取りで...えーと金貨二枚になりますね!」

 「元々どれくらいだっけ?」

 「薬草の買い取りは5個を1セットとして1セットで銅貨2枚ですね、状態が悪かったりすると銅貨1枚になるときもあります」

 「...薬草で金貨稼ぐ人初めてみた...」

 「私も割と長く受付してますけどこんなに薬草持ってきたのは初めてですねぇ、取りつくして無いですよね?」

 「...そこは問題無い...割と余裕を持って残してある...」

 「余裕を持ってこの量ですか...規格外ですね」

 「...私もそう思う...」

 「初めてお金稼いだ...金貨二枚かぁ、何に使おうかなぁ」


 初めての依頼達成でお金を稼ぐ事が出来た 正直お金はまだあんまり使った事無いけど稼いでおいて損は無いと思うんだよね 一応私の空間魔法の中にパパから貰った白金貨あるけどあれは買い物で使えないしね、商品じゃなくてお店が買えちゃうもん

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