美食礼讚 #四字物語

ぽちくら@就活中

【漫談】8月7日3時22分

さて、君の仕事は雜用だが、私としては見識を深めて慾しいと思う。

君は如何やら食に疎い樣に見える。其の心意氣じゃあ、業務にも身は入らないだろう。だから使用人にも、君が隨所立ち會えるように話を付けた。氣に成れば、直ぐにでも向かって見て吳れ。屹度きっと、後に役に立つ時が來るさ。


何、安心して吳れ。

私は君に有益を齎す者で在ると約束しよう。

人の食とは、雪と賽に似て居る。君の經驗と云う土の上に、君自身の上に積み重なる無垢だ。

其れは君を隱すと約束しよう。

其れは君の迎春と約束しよう。


何も怖い事は無い、恐れることも。

私達の此れは、有意義な儀式其の物。

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