【ササキ戦記】第二十一話【生きよ!ササキの最期】

第二十一話〘生きよ!ササキの最期〙


遥か彼方にミヤモト艦隊旗艦『武蔵』が視える……

アラズ参謀「ササキ司令…如何しますか?」

ササキ「同胞に砲を向けるのは遺憾だが致し方あるまい……総員合戦準備!!!!!!!!!!!!」

アラズ参謀「総員合戦準備!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


お互いに航空戦力の掩護も無い、大日本帝國海軍同士討ちの艦隊決戦である!!!!!!!!!!!!!!!!


『大和』は良く闘った……何とかビッグ7『長門』を航行不能に追い込んだ。

しかし、その間も、ミヤモト艦隊の『武蔵』『伊勢』『日向』の戦艦部隊の集中砲火と水雷戦隊の雷撃などササキ艦隊の抵抗力は次々と喪われていった………………


ササキ「アラズ参謀、ありがとう。総員退艦命令を出す。全艦に通達!!電信室が使えない場合は手旗信号で対応せよ!!急げ!!」

アラズ参謀「は!!連絡に参ります!!」

アラズ参謀は手を尽くして総員退艦命令をササキ艦隊全艦に通達した……

そして、『大和』艦橋に戻ったアラズ参謀が見たのは、軍刀ではなく拳銃で自決したササキの姿であった………………

アラズ参謀「ササキ司令………?何故ですか?あなたが何故ですか?」

ササキの軍服の懐に遺書らしき手紙があった………………………………………………


(~完~)


エピローグへ(つづく)

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