桜の記憶
せっかく手に入れた玩具を野放しにしておくのももったいない。
せいぜい楽しませてもらわないと。
(いざとなれば、いつでも始末できるしな)
悪魔である彼女の血は、何色なのだろう。
物理的に致命傷を与えれば、どれくらいの損傷で死亡するのか。
そして死ぬ間際、どんな事を考えながら生き絶えていくのか……。
「果てさて、出来損ないの悪魔さんはどんなラストを見せてくれるかな……?」
喉の奥で笑いながら、僕は歩き去る悪魔をその姿が消えるまで見つめ続けていた。
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