-1= 踊る焔と舞う灰(あるいはただの残骸)


わたくしのはらの中で燃えている焔が

躰に移って

灰になって

ぼろり ぼろり

崩れ落ちてゆくまえに


わたくしのはらの中に溜まっている想いに

名を与えて

言葉にして

ぽとり ぽとり

産み落としてしまいましょう


自らも残骸自らは名無しとは露知らず

夜闇を照らす焔は踊り

月に照らされた灰は舞う


消失焼失の間際に生まれた残骸言葉の上



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