第8話
8、恩師との出会い
人生長く生きてる間に自分を変える尊敬出来る恩師に何人出会えるだろうか?
そんな、ある日 、若松で飛び込み中に凄い一軒家に入った。
素晴らしい庭…日本庭園で大きな池 、池の中には巨大な錦鯉。
そこに餌をやってる 、お婆ちゃん。
その人こそ 、自分が人生を変えてくれたと言ってもいい恩人 、師匠との出会いだった。
今までは立派な家を避けて子供のいそうなアパートを中心に回ってたけど 何故かその時 、立派な家、美しい庭に見とれて、お婆さんの後ろ姿には温かさがあり話し掛けた。
「すみませ~ん。お忙しいところ…昭和堂から来ました。
立派な お家ですね。宜しければ本の説明されても宜しいですか?
そこで大抵の人は警戒して拒むんだけど 、お婆ちゃん(島崎若葉さん72歳 上品な感じの方)
「あらっ…本屋さん?ちょうどコイに餌やりで庭に出て来た所なのよ。
この歳になったら毎日が退屈でね。ちょうど良かったわ。話しでも聞きましょうか。」
「ありがとうございます。」
久しぶりのピクチャーワールド以外の話しで無我夢中で 日本の芸術を話した。
それがテスト見たいに評価を下されるとは全く思わなかった。
「話しの内容が全然 、相手に伝わってないわよ。何より勉強不足。若いから仕方ないじゃなく努力が見えないよ。
でもね、びっくりしたのは人を引きつける力とガムシャラに熱く相手の目を最後まで離さない姿は、前に来た田所さんより勝ってるかもね。」
エッ!田所さん?所長だ…、
「その時 、実は日本の芸術を田所さんに紹介して購入したのよ。喋りと内容を理解してるのは断然 、あなたより上。
しかし 、あなたが家に来た時 、無理に話しを先行せず相手に合わした所から 、あなたの話しが聞きたくなった訳なの。
勉強して覚えるのも大事だけど絶対に仕事に慣れないで雜にならない事よ。
自信を持って頑張りなさい。」(その時、島崎さんの言ってる言葉が頭に残ったが、よくよく理解していなかった)
それと最後にスーツと靴は常に美しくくね。最初の見た目の印象はが1番なのよ。
(以前、営業の鉄則ですり減った靴のアドバイスがあったが、先輩達の話しを全て丸飲みしていたら駄目だと気付いた。)
迷ったり困ったら、又、話し聞くから、いつでも、いらっしい。何か凄く嬉しかって涙が溢れて出た。ありがとうございます。
支社に帰ると田所所長に呼ばれ、
「島崎さんから電話が有ったぞ。あの人は昔、学校の先生だからな。」
とだけ言い、ニヤと笑った。
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