第107話 テレビ
我が家のチャンネル権は夫である。
なぜかと言えば
私はテレビにそれほど執着がないからだ。
まあ、見たいなと思う番組があったら、録画しておけばいいし。
録画といえば、あいつは自分が録画をしておいたものを、土日に見る。
日曜日の朝から、なんでこの下品な番組を見ながら朝食をとらなきゃならないのだと思うと、だいたい深夜番組を再生されているのである。
くっだらない、こんな番組に朝から付き合わされて、寝起きのむくんだ私の顔に、不機嫌がくわわり、ひどいものだ。
でも、私は黙って、あいつのニヤけた横顔を見ながら、もぐもぐとトーストとコーヒーの朝ごはんを咀嚼する…。
さて。ここまでは長い ふり である。
スクロールで、是非、次にお付き合いいただきたい。
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