下校
まだ四時だと言うのに、こんなにも暗い。
学校が終わって、少し話をしていただけで外に出ると視界が闇へと切り替わる。隣を歩く君を見失ってしまいそうで、でも呼吸や靴の音で隣にいるのを確認できて、確かにここにいるんだと感じることができた。
話は途切れ、話題を必死に探すけど何もなくて、ただただ歩き続けてる。無言がいずくて君を見上げたときにぱっと言葉が浮かび上がった。
「星が綺麗だね」
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