第5話 とりあえず試してみた

いつものように狩場に着いたカエデ。

その日は狩場に着いた途端に鹿を見つける。


「よっしゃ!鹿を見つけたぞ」


 弓を取り出して鹿を仕留めた。


【ステータス超変化のレベルが上がりました。】


 なんか聞こえた。最初にそう思った。こんなことは今までなかった。しかもスキルレベル上昇なんて、何回も使わなきゃいけないのにどうしてだろう。カエデは少し硬直した。


 しかし、『ステータス超変化』は常に使っている状態にあるため上がりやすいのだ。


「ステータス確認...」

すると

ーーーーーーステータスーーーーーーー

カエデ(♂)15歳 Lv20

ステータス総変化量+13307|変化量

体力 1944/1944|43|+1901

魔力量 1935/1937|36|+1901

攻撃力 1936|35 |+1901

魔力 1914|13 |+1901

防御力 1945|44 |+1901

俊敏 1973|76 |+1901

運 2084|183 |+1901


スキル

千里眼Lv2/10

夜目Lv1/5

弓術Lv4/15

短剣術Lv2/15

隠密Lv5/10

森走Lv7/10

ステータス超変化Lv2/100 起きているいれば1秒につき全ステータス2アップする、しかし寝ているのなら1分につき99の全ステータスダウン。レベルにより変化量が変わる。一定レベル達成につきスキルの能力追加。

称号

ゴブリン殺し


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

カエデは少し疑問に思った。それは、変化量が変わるって両方とも上がるものだと思っていた。けど、ダウンの方が下がったやった。これ、結構強くね?


(というか31分41秒ということは今は7時31分なのか結構時間が経ってたんだね。時間がわかって便利。今気がついたけど、Lv100まであるんだね。)


 そう思ったカエデ。

 これまた神の設定ミス。そんなことは知らないので、これはレベルあげれば死ななくて済むということを喜んだ。


 そして、狩りを続けるのだが、


「いってぇ!」


 いつも慣れている森なのだがステータスが1秒ごとに変化するために体が思うように動かない。走ってしまうと森走のスキルが働き木に思ったよりはやいスピードでぶつかりに行くので防御力が高くても痛いのだ。森走は使える場所が森だけという点があるので、ステータス補正が(スキルレベル×0.1+1×ステータス)となるのでえげつないスピードが出ていた。


 とりあえず疲れたので取った獲物を持って家に帰った。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る