第241話 李信対覇王妃 (30)
すると? 覇王妃さまは? 少しばかり強張った顔をしながら。
「ムム……。やるな~! 黒騎士~!」と。
彼のことを絶賛するのだが。当の本人である李信の方はと言うと?
「…………」
まあ、こんな感じで? 相変わらず無反応であり無視をした状態……。
と、いうか?
彼は? 秦の黒騎士と異名がある通りで、黒い覆面を被った状態なのだ。
だから彼は? 嬉しいのか? 苦痛なのか……?
それとも? 今の覇王妃さまの連続攻撃を受けて──。自身の手が痛くて仕方がないのか?
我等も彼の感情がよくはわからないのだ。
と、言うことは?
李信と対峙している覇王妃さま自身も彼の感情がわからないので、戸惑いも見せているところもあるのだ。
う~ん、でもさ~? 覇王妃さまの強くて重い連続攻撃を受けた上に、打ち返すことが可能だと言うことは?
秦の黒騎士こと李信自体も? 未だ余力があるということになるから?
覇王妃さまは? 今の一言を、李信へと告げると? また彼女は、自身の握る方天画戟を勢い良く振るい始めるのだ。
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