第211話 第二部まえがき 夢幻?(11)

「もう~、籍は~? 何を玄関でいつまでも佇んでおるのだ~? お主が~? いつまで経っても屋敷に入ってこないので~。儂が~、母上殿や姉上殿代わりに~。お主を迎えにきたのだぞ~。だから~? 籍~? 早く~! 屋敷の中に入れ~!」と。


 覇王妃さまは~? 中々屋敷の内へと入ってこない自身の半身である籍へと不満を漏らす。


 それも~? 可愛く~。甘え声色~。


 そう~? 彼の妃に相当しい声色で、籍(主さま)へと不満を漏らす。


 そして~? 慌てて詰め寄り~。彼女は~? しな垂れ~、甘え始める。


 まあ、そんな様子……。


 そして~? 自身へと不満をもらす覇王妃さまに対して籍は~?


「ごめん~、ごめん~」と、謝罪をする。


 すると~? 覇王妃さまは~?


 そんな自身の主さまを優しく見詰めながら。


「致し方がない奴目~」


 と、告げる。


 でッ、その後二人は~? 恋愛ドラマや物語……。


 そう~? 銀幕のシネマのワン・シーンのように~?


 抱き合い~!


 唇と唇を重ね~。堪能……。


 そして? 二人は? 愛を深く確かめあうのだ。


 これも? お決まりのようにね~。


 と、言うことですから~。御後が宜しいようなので~。


 この度は~? サヨウナラで御座います~。



 ◇◇◇◇◇

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