第203話 第二部まえがき 夢幻?(3)

 そして彼は想えば~? その後は~? 自身の住み暮らす我が家のドアノブへと手をかける。


 そして~? 『ギシギシ』と、ドアノブのボタンを押し──扉を開けようと試みる。


 と、同時に?


「こんにちは~」と。


 自身の屋敷の玄関の扉を完全に開けようとする籍を呼ぶ声……。


 それも~? 女性~? 声色も若い女性のようなのだが~?


 まあ、我等は? そんなことを思いながら? 籍へと声をかけた声の主へと視線を変える。


 すると? そこには? パンツスーツ姿の男性……?


 いや~、違う~!


 彼の……ではなく? 彼女の容姿……。


 まあ、体躯なのだが? 大変に華奢……。線が細く……。彼女の胸元……? スーツ姿ではあるのだが~? ちゃんと女性の象徴である二つの乳房はある。


 それも~? 大変にふくよかな大きさ……。


 彼女の肢体の線の細さ……。華奢な容姿には不釣り合いな、巨乳と呼ばれる物が二つもついているので。


 彼女は~? 正真正銘の女性……。


 それも~? 世の言う~? 男装の麗人だと思われる?



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る