第65話 『黄泉の国』と言う名の不気味な名のゲーム……(8)

 う~ん、でもさ? 女性同士の見るに見かねない。醜い争い……ではなかったね。(笑)


 本当に三人の麗しいお姫さま方達、申し訳ない。こころから謝罪を致します。本当に申し訳ない。(笑)


 まあ、とにかく、美しいお嬢さま達三人が、一人の男を賭けて。己の肢体に痣や傷を造ろうが、物々しく、争う。


「えい~!」


「やぁ~」


〈ダン!〉の。


 荒々しい声音と打撃音は、男達が見て聞くと、本当に痛々しく聞こえるし。見るに見かねないのだ。男心が切なくなるからね。


 と、いうことで?



 最初は三人の言い争い。


 その後は、激しく肉弾戦──。


 そして最後は? お互いの長くて美しい髪を引っ張りに噛みつきと言った。幼子の喧嘩のような様子へと進展──。


 それも見た……。




 いや、呆然としながら見続けていた籍が、我に返って憤怒──!


 怒りをあらわにしながら怒声を吐く。


「お前達~! いい加減にしろ~!」


 と、だけでなくて?

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