6:10【Desire】 Later Part
「…何でしょうか? 体育館の方からとんでもない力を…」
「確か体育館の方角って…レインとリベロがディザイアと交戦している場所だよね?」
気を失っているステラ・ヘイズ・ファルサの三人はスロースが面倒を見ると引き受けてくれたため、残りのティア・ブライト・グラヴィスの三人は体育館の方角へと向かっていた。
「…ティアか?」
向かっている最中に肩を貸し合っているウィザードとヴィルタスの二人と合流する。
「ふ、ふたりとも大丈夫?」
「ああ…なんとか大丈夫だ。グラヴィスたちの方は?」
「僕たちの方は……」
お互いに状況を説明をしながら、共に体育館へと向かった。どんな死闘が繰り広げられているのか、激しい衝撃が揺れと音で伝わってくる。
「ノアとルナはどうした?」
「ジュエルコネクトで何度か応答を願いましたが連絡がつきません。おそらくプリーデとミリタスの相手で手が離せない状況かと」
「相手はSクラスだもんね…。ノアとルナでもそんなに簡単には倒せないよ」
ブライトの言う通りだとウィザード、ヴィルタスを加えて、体育館へと再び向かい始めた。
「……」
「グラヴィス? どうしたんだ?」
体育館へと続く渡り廊下へと踏み出したとき、グラヴィスがその場で足を止めてしまう。ウィザードはそれに気が付き、振り向いて彼へと声を掛けた。
「…変な感じがするんだ」
「変な感じ?」
「気持ちが悪い…っていうのかな? 出会ってはいけないものがその先にいる気がして…」
言われてみれば、とウィザードは体育館の入り口を見る。
所々蜘蛛の巣のようなヒビが入り、一か所だけ大穴が空いている個所があった。それだけでどれだけ激しい戦いを繰り広げていたかが分かる。
「早く行きますよ。レインとリベロに力を貸さなければなりません。あの二人でディザイアを抑え込めるとは思えませんから」
先頭に立つティアが体育館の扉へと手を掛けて、中を覗き見しながら入っていく。鼻を劈くような腐乱臭、そして血の臭い。その時点で嫌な予感がした。
「――これは」
体育館の内部は荒れ放題。床は底が抜け、壁の至るところには斬り傷が付いている。そんな中で仰向けに倒れているレイン、そして壁にへばりついているリベロ。
「…レイン!」
「リベロくん!!」
その光景を見たブライトがレイン、グラヴィスがリベロの元まで駆け寄ろうとする。
「来ない方がいいぜ…」
リベロが腹の底から力を振り絞り声を出して、グラヴィスたちを静止させた。
「何だ…ワイルドたちはやられたのか」
体育館の壇上。
そこに一本角の赤い肌をした人型のナニカ。
「あいつは…」
肌の色、体つき、明らかに人ではない。
ティアたちはそれを目にして、身体を硬直させてしまう。
「…ディザイア。私たちだけじゃ手に負えない」
「レイン!」
仰向けに倒れていたレインが身体を起こして、ディザイアを睨みつけた。リベロも彼女も制服の至る所が破けているのに対し、ディザイアはほぼ無傷。二人がかりでもまったく敵わなかったことをティアたちは察する。
「こうなっちまった以上は、ルナたちを待つしかないんじゃねー?」
「ノアとルナは未だに交戦中です。こちらへの援護は難しいでしょう」
「…だったら、それまで生き延びるしかない」
レインはムラサメ、リベロはメルムを構えて、ディザイアと向かい合う。
「あ、あれは…人間じゃないよ」
「人間じゃない?」
「僕の能力で見てみたけど…種族が"鬼"、なんだ」
グラヴィスの第一キャパシティは
「鬼がこの世界に存在するとでもいうのですか?」
「ここはエデンの園だぜー。現実的な話はしない方がいいんじゃないかー?」
怪訝そうに眺めているティアに、リベロがそう言葉を掛ける。
今のディザイアは強者としての威圧よりも、鬼として圧倒的な存在感の方が勝っていた。その場にいる誰もがそれを衣服越しに感じ、それぞれの得物を構える。
「人数で俺を倒すつもりか?」
「…悪い?」
「いいや悪くはない。何故なら――」
ディザイアは壇上の上からレインたちを鼻で笑い、
「――死人が増えるだけだからな」
右足を一歩だけ前へと踏み出した。
「
ウィザードは先手を打つためにディザイアへと魔力を込めた雷撃を放つ。
「…何だ今のは?」
「効いていない…!?」
直撃したにも関わらず、ディザイアはうろたえることなくそのまま前進してくる。
「それがお前の全力なら」
そう言いながらディザイアは片手で収まる木製の破片をその場から拾い上げ、
「この程度で良さそうだな」
「なっ…!?」
それを全力でウィザードの元へと投擲した。
「
ティアは投擲された破片を防ごうと、近くの瓦礫へそう命令を下したが、
「ぐぅあ!?」
「――!!」
言霊を与えられた瓦礫たちはその破片を防げず、木っ端微塵にされてしまう。それによりウィザードの胸に木製の破片が突き刺さり、向こう側へと貫通をした。
「ウィザード! すぐに再生を使っ――」
「人の心配をしている場合か?」
そう声を上げたティアの背後に立っていたディザイア。
彼は彼女の背中を軽くノックして、体育館の倉庫まで吹き飛ばす。
「この野郎…!!」
それを見たヴィルタスが細剣でディザイアの後頭部に突きを繰り出し、不意討ちを食らわせようとした。
「脆い」
「がぁは…っ!?」
しかし細剣はディザイアの後頭部の硬さのあまり、真っ二つに折れてしまう。ヴィルタスは目を見開いてすぐに退こうとしたが、顔面を片手で掴まれその場に叩き付けられた。
「よくもヴィルたちを!」
ブライトは創造武器である短剣の柄頭から発射させたいくつかの針を、ディザイアの周囲に張り巡らせ、
「
そこから無数のナイフを創造してディザイアへと飛ばした。
「かゆい攻撃だ」
「嘘…でしょ?」
ナイフはディザイアの肌を一切傷つけない。
ブライトはその光景を目にして一瞬だけ思考が停止してしまった。
「ブライト!」
「え――」
ディザイアの拳がブライトの背後から迫りくる。レインは避けるように声を上げたものの間に合うはずもなく、彼女は体育館の天井まで吹き飛ばされ、背を打ち付けて床へと落下した。
「み、みんなやられた…」
「お前には聞かなければならないことがある」
「ひ、ひぃ…っ!!?」
グラヴィスが後退りをしている隙にも、ディザイアは捉えられない速度で移動をし、彼の横から頭を片手で掴んだ。
「グラヴィス!」
「痛い、痛いよ!! た、助けて…!!」
鬼の握力は底知れない。人間の頭蓋骨などいとも容易く握り潰してしまうだろう。それを分かっていたリベロとレインは助け出したい気持ちはあるにも関わらず、下手な行動を起こせなかった。
「お前はあいつの仲間だな?」
「そ、そうだよ…! そんなことを聞いて何が…」
「あのリベロというやつの第一キャパシティを教えろ」
ディザイアがリベロに視線を送りながら、グラヴィスの頭を握る手を強める。
「この現状で能力を隠しているのはアイツだけだ。例え俺が圧倒的な力を持っていたとしても、不安要素は残したくないからな」
「そ、そんなこと…」
「言わなければここでお前を殺す。言えば命だけは助けてやる」
レインとグラヴィスはその要求に息を呑む。
何故ならリベロの第一キャパシティの詳細を仲間の内で誰も知らないからだ。ノアやルナはもしかしたら知っているのかもしれないが、レインとグラヴィスは何も知らない。
「ぼ、僕はリベロ君の能力なんて知らな――」
「オレの能力は第一キャパティは
グラヴィスがそう言いかける前に、リベロが自分の能力についてこう語った。
それに加えて『今日の朝ご飯は何も食べていない』というような相手とは何も関連がない嘘は効果がない。必ず相手と関連させた嘘でないといけない、と。
「リ、リベロ君…」
「ほらオレはちゃんと能力について話したぞ。グラヴィスは離してやれよ」
「…そうか」
ディザイアは言われた通り、グラヴィスの頭から手を離した。
「だからお前の力が妙に強くなっていたんだな」
と思いきや、ディザイアは肘打ちをグラヴィスの顔に叩き込んで後方へと吹き飛ばしてしまう。
「お前…!!」
「つまりお前の発言の嘘を見破ればいいだけか」
ディザイアは少しだけ記憶を遡って、いくつかのリベロの発言を思い出す。
「『オレたちはお前に勝つ自信はない』という発言はこの能力のフェイクとして混ぜた"事実"。それを踏まえれば、創造形態に関して『オレたちはただそれだけしか知らない』という発言は嘘だろう。何も知らない状態でそこの女が俺の創造形態に傷を付けられないはずがない」
その発言により、リベロの創造力が格段に低下する。
先ほどまで余裕そうだった表情が明らかに曇っていた。
「お前たちは俺を倒すために努力を積み重ねた。それは認めてやる」
ディザイアは創造武器であるダーインスレイブを構えて、
「だが、あまりにも力の差がありすぎた。それか"運が悪かった"と言ってやる」
二人の元までゆっくりと前進し始めた。
「…おい、オレらも創造形態を使うぞ」
「でもあれは私たちじゃ未完成のもの。それに使えたとしてディザイアを…」
「ないよりはマシだろ。時間を稼げなくてどうすんだ」
ダメもとでの
リベロとレインは呼吸を合わせ、体内の創造力を全体に通わせると、
「「創造形態」」
自身の身体に衣装をまとわせた。
「やはり創造形態が使えないというのは嘘だったのか」
レインは蒼色を基調とした和装、リベロは黒色のコートを羽織った生真面目な格好。二人は何とか創造形態を成功させることが出来たが、
「…長くは持たないな」
「数分が限界。下手をすれば創造力をすべて使い切って失うことになる」
一時間は優に超える戦いのせいで創造力をかなり消耗していた二人は、自分の身体に限界を感じていた。創造武器・創造形態…これを維持するだけでも精一杯だというのに更に戦わなければならないとなると、あまり良い結果は出せないだろう。
「俺を倒してみせろ」
「…どう考えても無理ゲー」
「けどやるしかない…!」
レインは左に、リベロは右に走り出して、それぞれの創造武器でディザイアへと斬りかかる。
「ふんっ!」
「うおっ…!?」
その場での回転斬り。レインのムラサメとリベロのメルムは軽く弾き飛ばされてしまう。
「簡単に殺してはやらない。俺が飽きるまで生きていてもらうぞ」
「…くっ!」
レインに詰め寄るディザイア。
彼女は攻撃の型である"豪雨"へと移行し、ムラサメで抜刀しながら一閃をする。
「少し効いたぞ」
創造武器・創造形態。この二つに付け加えて、能力による攻める力に偏らせた一閃。その一閃でディザイアの赤色の肌に切り傷程度しか与えられない。
「"オレもお前みたいに強くなりたいもんだなー"」
「嘘だな」
「"お前の仲間に入れて欲しいぜー"」
「いまさらやけくそに嘘を付いたところで、お前の言葉を俺が信用するとでも思ったか?」
リベロは
「ぐは…っ!!」
「くぅっ!?」
二人は何度も吹き飛ばされては立ち上がり、攻撃を仕掛け、意識が飛びそうなほどの威力を持った殴打を受けた。それが数分も続けば、もはや限界が近く、立っているだけで精一杯になる。
「残念だ。俺はもう飽きてしまった」
「っが…!?」
今度はディザイアから動き出し、リベロの首を掴みながら体育館の硬い壁に叩き付けた。リベロはその衝撃に思わず口から血を吐いてしまう。
「…今助け――」
レインがすぐに援護へ向かおうと歩を進めた瞬間、
「なに、これ…」
創造形態が解け、生まれたままの姿となってその場に倒れた。
「お前は創造力が尽きたんだよ。もう二度と"創造"はできない」
レインの身体からはほんの僅かな創造力すら感じ取れない。すべてを失ってしまったのだ。
「…何してんだよ、あいつは」
ディザイアはただの弱い人間と成り代わったレインからリベロへと視線を移す。
「遺言ぐらい聞いてやる」
「…お前に弱体化が入ることを祈るぜ」
頬を引きつってそう呟くリベロの頸動脈を、ディザイアは斬り捨てようと黒色の剣を持った片腕を上げる。
「待てぇぇぇ!!!」
体育館に木霊する男らしい叫び声。
リベロはその声のする方角へと視線を向けてみれば、
「――
Cクラスで唯一生き残った男子生徒、
彼は体育館の入り口で巨大な金槌を持って呼吸を乱していた。
「…Cクラスの死に損ないか。こんなところまできて何の用だ?」
「オレ様は、オレ様はお前をぶっ倒しに来たんだよ!」
お前には無理だ。
リベロはアスパイアにそう伝えて、この場から今すぐ撤退してほしかった。が、アスパイアはやる気満々のようで巨大な金槌を振り上げながら、ディザイアの元へと向かってくる。
「ブレイズとフリーズの仇だぁぁっ!!!」
ディザイアは片手に握る黒い剣を一振りして、
「うおあぁああああぁぁぁーー!!?」
金槌を握るアスパイアの手首から先を綺麗に斬り落とす。
「逃げろ…! お前じゃこいつには…」
「お前は、ブレイズの"ダチ"なんだろぉ…!? オレ様が放っておけるわけねぇだろ!!」
手首から先を失ったアスパイアは、ディザイアにその巨体を活かした体当たりをした。
「こんのぉやろぉ!! そいつを離しやがれぇ!!」
「…邪魔だ」
「うおあああぁぁあああっっ!!?」
今度は両足。
ディザイアはその黒い剣でアスパイアの太ももから先を斬り落としてしまう。
「まだ、まだ頭があるぜ…っ!!」
ダルマ状態になっても、残っている頭でディザイアの身体に何度も頭突きを繰り返した。その皮膚の硬さに額から血を流しても、アスパイアは攻撃することを止めない。
「お前が死んでどうする…!? さっさと逃げろ!」
「オレ様は、もう逃げねぇ! きっとお前たちを見捨てたらまた後悔するっ…! だったら…死ぬまで戦い続けて後悔した方がいいんだよぉ…!!」
リベロの目の前でディザイアは黒色の剣を振り上げ、
「ばかっ…! いいから早く――」
振り下ろされた。
これですべての攻撃手段を失った巨体は、その場に前のめりで倒れ込む。
「これでCクラスは全滅か」
「……」
リベロは何も喋らない。
口を閉ざしたまま、その場でうつむいていた。
「邪魔が入ったな。安心しろ、今度は……」
「遺言を訂正させてくれよ」
少しの間だけ一言も発しなかったリベロが突然喋り始め、ディザイアは手を止める。
「オレはお前に弱体化が入ることを望んでいたけどな…」
「…何だ?」
リベロはゆっくりと顔を上げた。
その顔には勝利を確信した余裕の笑みが浮かんでおり、
「――お前の"ここ"はしっかりと
人差し指で自身の頭を指差した瞬間、
「なん……っ!?」
ディザイアの姿が鬼の状態から人間の姿。
レインと同様に生まれたままの姿へと変わり果てた。
「"レイン"…ッ!!」
ディザイアの後方で創造力をすべて失い丸裸になって倒れていたレイン。そんな彼女は創造形態・創造武器の状態を維持しながら、片手で鞘を握りしめ、
「――
「ぐぁはっっ!!?」
足元を凍らせてから刃の付いていない模擬刀で、ディザイアの首元へ渾身の一撃を叩き込んだ。生まれたままの姿となったディザイアの皮膚は創造力も通わせられない状態。
「
そんな彼に追い討ちを掛けるようにして、リベロが刃のついていない大剣に炎を通わせてディザイアを殴打した。生身同様の身体に、その強力な二撃を打ち込まれれば、
「なんだ、と……」
流石のディザイアも意識を保てるはずもなく、気絶をしてその場に仰向けで倒れ込んだ。その瞬間に彼の身体は元の鬼の姿へと戻る。
「オレの能力は相手に嘘をついて、騙すことが出来れば自分の能力値を上げられる。それを聞いただけで、お前は"ある大事なこと"をオレに問い詰めなかったなー」
レインが模擬刀を鞘に納めるのを見て、リベロは創造形態を解除する。
「それは『お前が真実だと思い込んでいたことが嘘』だった場合のことだぜ。お前が事実だと言っていた『オレたちはお前に勝つ自信はない』なんて嘘に決まってるだろー。オレたちはこの戦いに勝つつもりで来てるんだからなー」
「…”リベロ”。こんな無茶な作戦、本当なら事前に立てておくべきだった」
「仕方ないだろー。本当ならオレたちはディザイアと戦うはずじゃなかったんだからさー」
実はもう一つのパターンが存在する。
それは"真実を嘘だと思い込まれる"というパターンだ。
「…でもこの作戦がなかったら間違いなく殺されていたと思う」
このパターンが成功したとき"相手のあらゆる力を十秒間だけ無にする"。話だけ聞けば簡単そうに思えるが、戦いの場において相手に"嘘を真実だと疑わせること"の難しさはずば抜けていた。
「まっ、お前がまた全裸になってくれたおかげだぜー」
レインの身体から創造力が消え失せていたのは、また彼女も"嘘を真実だと思い込んでいたから"。
「…それだけはどうしても納得がいかない」
「騙すなら仲間内からだと思ってなー」
リベロがレインに嘘を付いたのは、ディザイアと交戦している最中の、
「おー…創造武器ってこういう感じなんだなー」
「待って。まさか創造武器を使うのは初めてなの?」
「"そうだぜー"」
「殺し合い週間前に何度か使っておけと言われていたはず」
というやり取りからだった。
リベロは事前にちゃんと創造武器を試しに使っていたのだ。
「…どうにかディザイアを騙せてよかったぜー」
レインが丸裸になって倒れてしまったのは演技。リベロの能力の影響をそこで発動させ、ディザイアに彼女が戦えなくなったと騙していたのだ。
「アスパイアがいなかったら、私がディザイアを仕留められる分の創造力を回復できていなかった」
「…そうだな」
リベロとレインはアスパイアの亡骸を見る。
本当ならばリベロが適当な話で時間稼ぎをしようとしていたのだが、ディザイアはそこまで生かしてはくれなかった。そんな危機を救ってくれたのだがアスパイア。彼が命を懸けて、時間を稼いでくれなければこの作戦は失敗に終わっていた。
「……ジュエルペイを回収して、他のやつらの安否を確認しようぜ」
リベロはアスパイアのネームプレートを手に取って、制服のポケットに入れるとよろめきながら倒れているグラヴィスの元へと向かい始める。
「…蓮也、無理ゲーをちゃんとクリアしてやったぜ」
彼はレインには聞こえない小さな声でそう呟き、体育館の天井を見上げた。
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