【食堂】
「いただきます♪」
「いただきます」
「……いただきます」
(右から、朝倉さん『豆乳の和風パスタ』 委員長『腹黒たぬきうどんとお
「誰も期間限定メニュー頼んでないじゃん!」
「安藤くん、どうしたのよ? いきなり騒いだら、食堂の
「……いや、だって委員長が『期間限定メニューが食べたいから一緒に学食いこ♪』みたいなことを言ったんじゃん! なのに、何でうどん食ってんの!?」
「わたしはただ『期間限定メニューが出るから食べに行かない?』って、言っただけで『期間限定メニューを食べる』とは一言も言ってないわ」
「確かにそうだけどね!」
「まぁまぁ……安藤くんも、落ち着いてね?」
「『ね?』じゃないよ!
「そ、それは──」
(ま、マズイわ! 私が学食に来たのは、期間限定メニューが食べたかった訳ではなく……
それに、いざ一緒に食べるとなると……期間限定メニューの『春ロールキャベツの春キャベツ詰め&春キャベツの
「安藤くん。朝倉さんの気持ちも分かってあげなさい……」
「え、委員長。それどういうこと?」
「ちょ! い、委員長!?」
「ほら、あそこで同じクラスの
「おっほーっ! これが
俺は何でこれを頼んだんだろう……」
「ね、愚かでしょう? あれを見て食べたいと思う……?」
「じゃあ、何で俺を誘ったの!?」
「それはアレよ。安藤くんが『ぼっち』だから、わたしがクラス委員長として安藤くんにお似合いの『
「よけいなお世話だし! そもそも、お似合いの『友達』って……誰?」
「何言っているの? ここにいるじゃない。朝倉さんよ」
「「はぁあ!?」」
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