恋愛とは無縁のだと思ってた俺の前に2人の美女が現れて

蓮々

第1話


「本当に、 来てくれたんだ・・・・・・来てくれないかと

 思っていたのよ・・・・・・ひとまず安心したわ」


彼女は俺が来たことに気づいて俺の方に向いた。

俺は、はっと! し、まさかと思ったが。


「生徒会長の姫川ひめかわ 椿つばき先輩

 貴方が俺なんか呼び出してどうしたんですか?」


「そうよ、やっぱり覚えてくれていたのね! 有難う名前を覚えてくれているだけでも嬉しいね!」


 先輩は、そう言うと笑みを浮かべている。

 先輩ってこんな笑顔する人だったのか?


 


「それより俺に用があって

 手紙で呼んだのでしょう?」


 俺の反応で、遊んでいるのか先輩はじっと俺の事を見ていた。


「そうよ、君を呼んだのは君に伝えたい事が有って呼んだのよ・・・取り敢えずもう少し近くに来てもらえると嬉しいのだけど・・・・・・・・・ダメかしら?」


 そう言えば彼女の場所は、先頭列の奥のグラウンドが見える窓際の席に居た。俺は、教室に入って直ぐ先輩に、気付いたのだけど先輩の姿に見惚れてしまっていた。


「すみません! 先輩が綺麗すぎたので

 見惚れていました! 怒ってますか?」


 俺は、少しいたずらっ子ぽく聞いてみた。


「怒って、なんて無いわよ・・・・・・、そんな事良いから早くこっちに来なさいよ!いつまでそこに居るのよ」


今の先輩は生徒会長の時の面影は、全く無くただめちゃくちゃ照れていた・・・・・・


 可愛すぎるだろダメだろ・・・・・・


「で? なんで呼んだのでしょうか?」


俺は、分かっては、居たが聞いてみた。


「分かったわよ・・・・・・、言うわよ・・・・・・、だから

 そんなに急かさないでよ・・・・・・、私だって心の準備が要るのよ・・・・・・」


椅子に座ってい姫川先輩は立ち上がりはなしだした


「清水君・・・・・・私は、貴方の事が好きに成ってしまったの、もし良かったら付き合って貰えると嬉しいのだけど・・・・・・ダメかしら?」


 好きだって、言って貰えるのは嬉しいよ嬉しいけど・・・・・・、理由がわからない。俺の何処に惚れたのだろうか・・・・・・


「先輩? 俺の何処に惚れたのですか?俺が先輩に何かした記憶が余り無くてあまりなくて・・・・・・多分俺が覚えてないだけかもですが・・・・・・」


 俺は、照れくさそうに顔を掻きながら言った。


 そんな俺の事を下から見つめている彼女と目が合ってしまった。


「・・・・・・・・・」


 少し時が、止まったのかと思うぐらいの静けさの中、彼女は話し出した。


「清水君? 貴方は何も考えずにしていたのかも知れないわね・・・・・・数回私は、貴方に助けられているよ」


 過去の話を先輩は、話し出した。


「私は、って自分で言うけどのもアレなんだけど、ずっと生徒会長になってから周りに頼られてばかりで、仕事に追われていた夕方に貴方は手を差し伸べてくれたの」


そんな感じのことが、数回あったみたいだ。それで先輩は、俺の事がだんだん気になり出して

 いつの間に好きになって居た・・・とのこと


「本当に・・・・・・俺なんかで良いのですか? 先輩の事ほとんど知らないんですよ?」


「私のことは・・・・・・これから知ればいいのよ私だって初めてなのよ好きになるの・・・・・・貴方が」


彼女は照れくさそうに、ニッコリと微笑んでいた。


「あの・・・・・・先輩言い忘れていたことが、有るのですが・・・・・・」


 俺が言うことを悟ったのか彼女は話出した。


「分かってるわよ、もう1人居てるのでしょ・・・・・・でも私が先だったし、もう少し一緒に居てもいいでしょ?」


 彼女は俺にそういうと上目遣いで俺を見つめている。そんな目で見つめるなよ・・・・・・本当に

 

 堕ちてしまうじゃないか・・・・・・


 そんなこと考えてた俺は、何を思ったのか先輩を呼んでいた。


「姫!!」


 俺は、男には絶対に呼ばれたことが、無いはずの呼び方で姫を呼び、唇にキスをしていた。


「!?」


「・・・・・・」



 俺は頬を赤らめながら、下を向いた姫の頭を自然と撫でたて、つぶやいた。


「姫! メアドと番号書いた紙ブレザーのポケットに

 入れましたからね! かけたかったら気にせずに掛けてきてください」


 一人にして良かったのかな・・・・・・


 プルルル〜♪♪プルルル〜♪♪


 

涼真りょうまから電話してくるなんて

 余っ程暇だったのかよ・・・・・・」


「新!たのしんでるか~笑」


 コイツ俺が忙しい時に・・・・・・


「お前ふざけてだろ、彼女のいる奴は余裕でいいよな・・・・・・、こっちは必死なんだよ俺が断れないこと分かってるくせに・・・・・・」


「ちょ!?・・・ブチ!! ツーツー」


 アイツとなんて、電話している場合じゃ無かったどこだったけ・・・・・・あっ! 体育館裏だったな。





 その頃体育館裏では・・・・・・


「ねえ君は、今年の1年?

 名前なんて言うの? 教えてくれないかな?」


 何こいつ?なんで私が此処にいること

 知ってるの?キモイんだけどマジで!!


「聞こえないのかな? それ、わざとなら

 いい加減ブチギレるけどいいのかな?」


「あなた誰ですか? 万年

 盛りまくってる犬ですか?」


「おい!! 先輩に向かってそんなこと言ってい

 たら痛い目にあっても良いってことだよな?」


 マジでやばい!! こんな事なら・・・・・・、来なければ良かったのかな私は、ただはじめ先輩に想いを伝えたいだけなのに・・・・・・なんでこんな事になるの


「キャー!助けて〜!!」




「!? この声は! 体育館裏から

 聞こえてくる!!走るか」



 やっぱり居た! ってかあいつ誰だ?


「騒ぐんじゃねえよ!黙らねえと殴るぞ!?

 腕が動かねぇ何でだよ!」


 ギリで間に合った・・・


 男を投げ飛ばし、俺は声の主に聞いた


「君だよね今叫んでたの?違ったかな?」


 「ん!?」


 泣いてね?

 泣いてるよな~やっぱり・・・・・・


「楽しみはこれからだってのに・・・何しやがる」


「うるせぇ・・・それ以上クズが

 喋ってんじゃねぇよ」


 俺は、ブチギレて殴りかかっていた


「ドゴッ・・・ドスッ・・・ドスッ・・・ドスッ」


 俺は、今までに無いくらいキレていた。


「女の子泣かしてんじゃねぇよ・・・」


「う″ぅ″ぅ″」


 俺は、蹲っている男を無視して

 落ち着いて周りを見渡した。

 あの子様子が気になるけど

 どこに居てるのだろうか・・・・・・あっ!?

 外から体育館に入る段差に居た!


「ねぇ!良かったら、これ使いなよ!」

 

 俺は、ハンカチを渡した


「てか、こんな所じゃアレだしさ!

 教室行かない?」


 彼女は頷き俺達は場所を

 変える事にし教室に移動した


「落ち着いたか? しゃべれるかな?」


 彼女は、頷いた。


「私、ずっと・・・・・・待ってましたよでも、少し諦めかけてましたけど」


 彼女は少し怒っているな・・・・・・

 こっち向いてくれない。


「ごめんね・・・俺が遅れなければ

 あんなことになって無かったのに」


 俺は、深く頭を下げた


「お詫びに、何か1つなんでもするよ!

 あっでもできることだよ?」


 俺が言い終わると彼女は笑顔で

俺に顔を向けて話し出した



「私は、真白ましろ 美乃里みのりっ言います! ってそんなことより、なんでも1つ聞いてくれるんですよね? せ〜んぱい!」


 何!?怖いんですがこの子さっきと

 ちがいすぎないですか?


「うん約束だから、言って良いよ」


 俺は、今日1番ドキドキしてるかも


「じゃあはじめ先輩! 単刀直入に」


「私と付き合って貰えませんか? はじめ先輩に私恋しちゃいました!」



 自分の頬を抓ってみたが・・・・・・


「痛! 現実リアルか」


俺が夢か、現実か確認していたら、彼女が俺の座ってる近くまで来て上目遣いで、俺の事を見つめてくるた


今日だけで2人の美女だよ2人の美女に告白されるなんて・・・俺殺されないよな?


 そうだ・・・言わないといけないことあった!


「真白さん?ちょっと言わないと

 いけないことがあるんだけどゆっていいかな?」


 真白さんの目が怖いのですが・・・


「もしかしてもう1人居てるとか、言うんじゃ無いですよね?せ〜んぱい?」


 俺は固まってしまった


「どうしてそれを?」


 俺は、唖然としていた。


 彼女の話によると理由至って単純だった。


先輩が、入学式の時に用事があったので、その帰りに俺の靴箱に入れようとした時に2人がバッティングしてしまったとのことだった。


 だが、先輩がちょうど今1年の教室にきてしまったみたいである。


俺には、嫌な予感しかしないんですが。



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