主人公に「心の強さ」を求めてはいけないお話です

上記の通り、このお話の主人公は「心が弱い」です。でも、弱いなりに、時に選択の報いを受けたり挫けたりしつつも、自分なりに一歩一歩歩いて「答え」を探す人です。
この話を読んでるとたの転移者5人をはじめとした「心の強いキャラ」の奥に秘められた傲慢さというか、うまく言えませんがそういう醜く汚れた、本人にも自覚がないであろう無様な部分、心の弱い部分も目につく様になります。
そういうところも含めてお話を楽しんではいかがでしょうか。
そして時に周りに助けられながら試行錯誤していく、とりわけ「弱い」主人公の歩みも。