処分

 朝から焼却炉に紙束を入れ続けているが追いつかない。壁の向こうでは、独自の思考と学習能力を持った不良品の悲鳴が五月蝿い。掃除が面倒だが、抵抗された時の手間が省けるので、背に腹は代えられない。署名を集める担当が追加を持ってきた。

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