花女房
賢く美しい女だったよ。ただ自分が秀でているせいか周りがてんで鈍臭く見えるみたいでね、しょっちゅう誰か泣かせてたよ。優しい旦那はそんな困った部分も愛してたようだが、泣かされる側も不憫に思ったんだろう、だから、
「塞いだのか」
「いや、毒舌を中和させているんじゃないかな」
「旦那に先立たれないといいねぇ」
昔は『いばらひいさん』、今は『花吐き女房』としてちょっとした有名人だ。
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