アメリカ合衆国〜自由の国、勇者の故郷〜(北アメリカ)
基礎データ
国名 アメリカ合衆国
面積 962.8万平方キロメートル(日本の約25倍)
人口 3億2775万人(2018)
首都 ワシントンD.C.
通貨 米ドル
言語 英語
宗教 キリスト教
各目GDP順位 1位
一人当たりの各目GDP順位 9位
平和度指数ランキング 128位
・概略
アメリカ合衆国は北アメリカ大陸の中央部を支配する、言わずと知れた現在唯一の超大国だ。
世界一の経済力と世界一の軍事力を有しているが、貿易赤字や債務額も世界一位であり、良くも悪くも世界一が世界一多い国である。
イギリスから独立した百年後にフランスから寄贈された自由の女神は、希望と開放を表しており、自由を愛するアメリカの国民精神を象徴している。
・歴史
国名は探検家アメリゴ・ヴェスプッチに由来する。
そもそもは英国植民地であったが、度重なる戦争を支える戦費を賄うため、英国はアメリカの十三植民地に対する課税を強化した。
また経営状態の悪化していた東インド会社からアメリカへ輸出する茶の関税を亡くしたことで、十三植民地の怒りが爆発。輸入されたお茶っぱを海に投げ捨てるという紅茶好きなイギリス人から見て些か許されざる行為に訴えた。(ボストン茶怪事件)
これがやがて独立戦争へと繋がり、フランスの支援もあってこれに勝利する。その後アメリカは拡大路線をとった。
まずアメリカ防衛を諦めたナポレオンからルイジアナ植民地を購入する。
次にアメリカ大陸の統一を目指してか英領カナダへ侵攻するが英国軍に撃退され(米英戦争)、大統領官邸を焼き尽くされた。それを隠すために真っ白に塗ったのがホワイトハウスの始まりである。
北への拡大を諦めたアメリカは西へ進出し、米墨戦争を経て大平洋へと到達した。ロシアからアラスカも購入し、米西戦争を経て植民地を獲得するなどアメリカ合衆国最大領域を形作る。
第一次世界大戦では戦勝国となり日本と共に経済成長を遂げ、やがて世界の工場の座を宗主国イギリスから奪う。
しかしニューヨークの株式市場大暴落から世界恐慌が起こり、全世界を絶望の淵に叩き落とす。ニューディール政策による公共投資などでこの難局を乗り切ろうと努力した。しかし対日外交で対西洋外交の手腕を用いてしまったため相互誤解が生じ、真珠湾攻撃へと相成るのであった。
第二次世界大戦にも勝利したアメリカはソ連との冷戦に突入する。マーシャルプランによる欧州への投資を始め、進んだ経済政策と自国のポテンシャルから国内総生産が爆増した。ソ連崩壊と共に世界で唯一の超大国となり、今でもその地位を保っている。
しかしその最中でベトナム戦争に敗戦するなど、「アメリカ抜きでは世界の如何なる問題も解決できない」が、「アメリカだけでは世界の如何なる問題も解決できない」ことを露呈した。
・経済
リーマンショック以降は堅調な経済成長を続けており、今後も続くと予想されている。アメリカの通貨であるドルは世界の基軸通貨であり、その影響力は計り知れない。
貿易赤字が取り沙汰されがちだがそれ即ち内需の大きさを示しており、アメリカ経済の落日を象徴してはいないことは重要である。とはいえ産業によってはダメージを受けているからか、トランプ大統領は保護貿易へと舵を切りつつあるため賛否両論が強い。とはいえ金融政策は今のところ成功していると判断されている。
広い国土と豊富な資源を活かして様々な産業が行われており、農業、鉱業、工業、商業、金融業どれも世界トップクラスだ。
・軍事
5867億ドルを軍事予算につぎ込んでおり、これは世界中で使われた軍事予算のおよそ35%だ。志願制にもかかわらずおよそ130万の兵力を有している。
その航空戦力は圧倒的で、第5世代ジェット戦闘機を現状唯一開発した国だ。ハイ&ローという高価最強の戦闘機と、廉価凡庸な戦闘機による質と数を両立を目指している。
アメリカ陸軍は対英独立戦争の時代に創設された。現在では兵力約60万人を数え、戦車2300両、装甲車約3万両を誇ってる。
現在のアメリカ陸軍は本国の第一軍と第五軍、中東を管轄する中央軍に配備されている第三軍、ヨーロッパの第七軍、韓国に配備されている第八軍の五個軍を持つ。兵力約20万を誇る海兵隊も存在し、それだけで中小国の軍隊を遥かに上回る規模だ。
とはいえ、なによりアメリカの覇権を支えているのは海軍である。艦艇約300隻、航空機約4000機で構成されており、昔から同国の高圧的な砲艦外交を支えた。十隻を超える空母を保有し、十数隻ではなく数十隻規模のイージス艦を有しているのはアメリカ海軍だけだ。イージス艦は弾道ミサイルの撃墜で知られているが、戦術的にはその対空戦闘能力が非常に評価されており、先進国の戦闘機でも迂闊に近づくことはできないだろう。
同国は強力な第七艦隊を西大平洋からインド洋、第三艦隊を東大平洋、アメリカ東岸の西大西洋を第二艦隊、南アメリカ一帯を第四艦隊、東大西洋から地中海、西アフリカまでを第六艦隊、紅海やペルシア湾を第五艦隊に管轄させている。第十艦隊も存在するが、管轄を与えられていないサイバー戦担当の艦隊だ。
近年は中国やロシアに対抗して、宇宙やサイバー空間での戦力強化を目指している。
・その他
厳密な意味では日本唯一の同盟国であり、日本にとって最も重要な国といっても過言ではない。
国民食のハンバーガーは万博会場が発祥である。
国旗である星条旗の縞模様は独立当初の十三植民地から十三本となっており、左上の星の数は同国の州と同じ五十個だ。これは独立当初から州の増加に伴って増え続けたため何度も改訂されてきた。
また星条旗はアメリカ国歌の名前でもあり、自由の国、勇者の故郷という自負が歌われている。USAが聴きたいと言われたら、星条旗をかけると良いだろう。
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