6-5

 夜のログインの時間です。晩ごはんの後に葵から詳細を聞かれましたが、はぐらかしてあります。

 それではログインしましょう。


 テロン!

 ――――フレンドメッセージが一通届きました。――――


「こんー」


 何やらメッセージが来ていますが、とりあえずいつものように定型文で挨拶すると思い思いの返事が返ってきました。まだ全員揃っているわけではありませんが、まだ誰も知らない新しい情報には興味があるのでしょう。まぁ、気軽に話を聞ける相手ですから。

 それではメッセージの確認と日課を済ませましょう。

 えーと、何々、ああ、園長さんからですね。ヤタと遭遇した時の追加情報の対価として、クエストで習得出来る調教スキルの追加アビリティではどうかと聞かれました。まぁ、これ以上引っ張って誰かに思いつかれてしまっては意味がありませんし、何でも従魔イベント発生時に、相手の好物を持っていればそれがわかるというアビリティらしく、持っていて損はないと思ったので了承の返事をしました。そして、ヤタと遭遇した時の詳しい情報をメッセージに書き起こします。もちろん、木の枝で休んでいた時に背景だと思っていた鳥を鑑定したら詠唱反応して襲ってきたという、一番重要だと思われることも載せました。スキルの射程にもよりますが、きっと地面に立っていては届かない設定だったのでしょう。

 情報の対価として、例のアビリティの情報をもらったので、後で習得しにいきますか。

 そんなこんなで日課も済ませていると全員が揃いました。ちなみに、リッカと影子も何やらそわそわしているので、私以外にも何かあるのでしょう。


「さて、全員揃ったし、リーゼロッテ、あれ、教えろ」

「ほっほーう。ハーヅーチー、お姉様への口の聞き方、何度教えればいいのかな?」


 取り出した杖で小突きながらおちょくってみましたが、折檻は今度にして自慢話に移りましょう。


「えーと、まぁ、百聞は一見にしかずだよね」


 願いの長杖に、さっき集めたばかりの【破損した回路】を用意します。ついでにウィンドウも可視化したので、何がおきたかよく分かるでしょう。

 準備もできたので――。


「【スロットエンチャント】」


 破損した回路が光の粒子になり、願いの長杖に取り込まれていきました。そして、一枚の窪みが描かれたウィンドウが出てきました。おや……。


「これがスロットエンチャントか。後は、オーブとかいうのを付けるんだよな。それってどこにあるんだ?」

「ないよ」

「は?」

「まだ作ってないんだよね。というか、大抵のものはオーブ化出来るらしいし、上書きというか、消して新しく付けたりも出来るよ」


 素材によって効果が違うそうなので、いろいろと試したのをまとめなければいけません。ちなみに、オーブ化したものに関しては一覧が見えるようになるそうで、習う時に見た【オーブ・MPアップ】の効果と素材が載っています。本来は見ただけでは載らないようなので、誰かに見られても素材がバレるということはないようです。


「何で作ろっか」


 インベントリにある手持ちの素材を眺めて考えていますが、何とも決め手に欠けます。属性系のアイテムだと属性特化になりそうですし、MOBの素材は種族特化とかが定番ですよね。魔法攻撃力や詠唱時間に関わる素材があればいいのですが……。

 みんな何の素材がどんな効果を持つのか気になっているようで、インベントリを漁っているようですが、こう、ぐっとくる素材がないんですよね。


「あーそうそう、それでスロットエンチャントの取得方法なんだけど、途中がごっそり抜けてるから」

「……リーゼロッテにしては珍しい。普段は1から100まで語るのに」

「いやー、まぁ、1から100まで語るんだけどね」


 マギストのポータルからの行動を事細かに説明し、紹介状の辺りはNPCへの師事システムが関係しているだろうと言われました。生産系プレイヤーはよく知っているらしいので、生産系のスキルを持っていないプレイヤーには時間がかかりそうだということです。

 最初から6階まで入れた理由に関しては、クエストか魔力操作系のスキルレベルだとわかっているので、そこは自信を持って伝えました。


「そんで、オジジに魔法使いがそんな武器に頼ってるのかってからまれたわけ」

「オジジ?」

「そう。ゴテゴテしたローブ着てたから。そこそこの権力者なんだと思うんだよね」


 精錬してある武器を所持していることが条件の可能性があると伝え、クエストでわかっている範囲を伝えました。つまり――。


「ダンジョンで素材を集めるとかのクエストがあるっぽいけど、この短刀のお陰で全部すっとばせたから、何もわかんない」


 おや、時間が止まったかのように静まり返っています。こういう時はあれですね。


「ラグった?」

「……だ、大丈夫。ところでさ、スロットエンチャントを覚えるのに+10の武器が必要なんてことないよね」

「うーん、どうなんだろ。精錬してあるのが条件で、その回数で途中が省略されるとかじゃない?」


 流石に+10前提というのはないでしょうし、私が短刀だったから、あの始まり方だっただけで、他の装備でも問題なく始まるでしょう。


「まぁ、強化付与は必須っぽいけどね」


 魔力付与は付与魔法でしたし、スロットエンチャントは強化付与です。弱体付与にもなにかありそうですが、私は知りません。


「そんじゃ、最後にこれだね。【オーブ化】、【マウント】」


 これといった素材が見つからなかったので、【魔石(小)】をオーブ化しました。大量にありますし、上書きしても惜しくない素材ですから。そのまま窪みにはめ込み、その状態をよく見せます。


「なるほど、こうなるわけか」

「この宝玉、魔力の器を大きくする力を持つのか」

「そそ。そんで、【クローズ】」


 そのまま引き出しを閉めるかの様にウィンドウをしまいました。


「とまぁ、こんな感じ。素材を持ってくればやるよ。ただし、オーブの付替えに関してだけど、現状は上書きだけしか出来ないから、注意してね。取り外す方法がありそうだけど、まだわかんないし」


 流石に何の素材がどんなオーブになるかわからないので一歩踏み出せないようです。ありふれた素材であれば、試す分には構いませんが。


「よーし、ためそっか」


 私の無計画な発言をした直後、大量の素材が出現しました。ええ、みんな自分だったらどんな効果のを付けるか考えていたようです。一歩踏み出さなくとも考えるだけならタダですから。


「あ、うん。とりあえず、手持ちで出来る出来ないの確認するね」


 その結果、ポーションや武器防具などのドロップとして存在していないものは一部を除いてオーブ化出来ないようです。まぁ、料理をオーブ化して何かするたびに満腹度回復とかさせるわけにはいかないということでしょう。

 ……………………

 ………………

 …………

 ……

「疲れた……」


 とにかくオーブ化し続けたので精根尽き果てました。こういう時は時雨を枕にして癒やされましょう。


「しーぐーれー」

「しょうがないなー」


 流石にいろいろとさせすぎたという自覚があるのか、大人しく膝を貸してくれました。ただ、仰向けになっているのに視界が塞がれるとはどういうことなのでしょうか、ちょっと理由が……、いえ、完全に理由はわかりますが。

 効果の系統ですが、皮などは動物型やウルフ系からの防御力アップで、対象が多い方が効果が低いようです。一番効果が高いのは、属性と攻撃方法の二種類ですね。刺突専用とかは槍とかレイピアに良さそうです。牙などは武器用ですが、基本的な仕組みはかわらないようです。

 金属系は指定はありませんが、数値が低くなっていました。

 特殊なのは薬草や胃石、インゴットに糸といった生産に使う素材でしょう。その素材をよく使う生産スキルで生産した時に出来上がる物の性能がよくなるそうです。ちなみに、生産系の効果の場合は装備場所が生産道具表記になりました。まぁ、生産用の道具の場合はスロットエンチャントが出来るものと出来ないものがあるようなので、重複してとんでもない効果になることはなさそうですね。


「それじゃあこれ、対価ね」


 時雨の顔は見えませんが、トレードウィンドウが出てきました。そこには【霊石(小)】100個と表示されています。これは確か……。


「ホムンクルスに使うんだっけ?」

「そうだよ。前にホムンクルス取るって錬金のレベル上げしてたからね。結局、あの除草剤作るためだったみたいだけど、欲しいのは事実でしょ」

「うーん、優先順位は低いけど、欲しいのは間違ってないんだよね。あんがとね」


 ちなみに、これをオーブ化した時は、幽霊系特化でした。武器か防具かで特攻か特防か変わる珍しいタイプです。


「裁縫だと針とかか。後は工房に備え付けの道具に出来るかどうかだな」


 出来ませんでした。

 ちょっと変わった効果の物だと、鱗粉系が武器用で、低確率でその状態異常にするというものでした。

 違う素材でも同じ効果のオーブになったりするので、毎回試してみるのもありですね。

 予想外に夜の時間を使ってしまいましたが、みんなに1回づつスロットエンチャントをしてあげたらとても喜んでいました。流石に2回目以降は持ち込みをしてもらいますが、入るための方法は教えたので、時間があれば集めてくるでしょう。


「リーゼロッテに、僕達からお礼の情報があるの」

「……テクザン、銃、ギルド、あった」


 そう話し始めたのは先程からそわそわしていた影子とリッカです。そういえば夏イベで銃スキルを取った時に、詳しいことを聞きたがっていましたね。


「ほうほう、魔銃を作れたりするの?」

「……今、二人で、レベル、……上げて、る」

「だから、作れるようになったら、僕達からプレゼントするんだ」

「じゃあ、期待して待ってるね」


 銃ギルドの詳しい話は聞きましたが、自分で作れるようにする必要もないので、二人のレベルが上がるのを待ちましょう。


「そんじゃ、最後に面白いのを見せてあげよう」


 腕を伸ばし、上へ向けた手のひらの上と腕の上に2ヵ所、合計3ヵ所に魔法陣を描きます。それぞれに軌道を設定し、魔法陣が描き終わるのを待ちます。


「【ファイアボルト】」


 魔法を発動させると、見事に設定した軌道で魔法が発動しました。手の上のはその場で停止、腕の上の2ヵ所は、それぞれ逆回転で腕の周りを回るように設定しています。派手さには掛けますが、停止も出来るとわかったのはいい発見です。


「……すご、い」

「わー」

「な、汝、魔法を意のままに操る技法を手に入れたのか」

「そだよ。これはマギストの魔法学院で時計塔ダンジョンのクエストを進めれば習得出来るから、特に難しい条件はないよ」


 もうちょっと見せて欲しいと言われたので、何をしましょうかね。とりあえず、何人かに立ってもらい、大きく迂回しながら的へと命中させるということを何度かやってみせました。

 ふっふっふ、きっちり特訓した私にはこのくらい何とかなるものですよ。


「我が手に持つ的を撃ち抜いてみせよ」


 グリモアが私の後ろの方に離れて立ちました。軌道としては私の前にいるリッカが持った棒を基点にUターンさせ、グリモアの持った板に命中させるというものです。まずは軌道の設定を……。


「……ぐはっ」


 途中から軌道がずれ、あらぬ方向に魔法が飛んでいきました。


「汝、誰にやられた」

「おのれ、グリモア、そんな盲点があったとは……、がく」


 わざとらしく倒れ込みました。まさか、視界の外だと精密な制御が出来ないとは思いませんでしたよ。ちょっと影に入るくらいなら問題なかったので、気が付きませんでした。


「リーゼロッテ、どういう仕様なのかわかる?」

「軌道の設定には視界が大事みたい」

「そっか。俯瞰系のスキルがあれば出来そうだよね」


 俯瞰系ですか。上から見下ろすスキル……、憑依眼は従魔によっては同じことが出来るだけなので、違いますし……、あれ? 確か……。

 えーと、確か、この辺に……。あ、ありました。


「これだ。【天之眼】だ」

「あーそれそれ、慣れないときついけど、便利って話だよね」

「ほう、我らを見下ろす神の視点を手に入れるのか」


 あー、使いそうにないから取得を見送ったスキルですね。いえ、一度取らないと決めたので、このスキルを取るには、それ相応の理由が必要です。

 ぽちっとな。


「ぐああああ」


 思いがけず目を塞ぎながらのたうち回ってしまいました。


「だ、大丈夫?」

「目を閉じてるのに見える」


 これは慣れないと大変ですね。というか、普通にはありえない脳の処理をしていそうですよ。まぁ、スキルとして存在している以上、害はないと判断されているはずですが。


「……リーゼ、ロッテ、……ワイプ、モード、ある」


 リッカがのたうち回る私の横にしゃがんで見下ろしているのが見下ろせます。


「へ? ワイプ……モード?」

「……視界、変更、……ワイプ、モード」

「視界変更、ワイプモード」


 リッカの言う通りに繰り返してみると、視界の右下に見下ろし視点の画面が加わりました。


「……設定、で、いろいろ、変え、られ、……る」

「ありがと。てか、持ってるの?」

「……うん」

「天之眼は慣れないと大変だけど、僕達みたいな斥候系プレイヤーには必須スキルだよ」


 壁があっても上から見るため向こう側の様子が確認出来たりと、組み合わせ次第で戦闘の幅が広がるそうです。直接見るのは大変そうなので、普段はワイプモードにして、折を見て俯瞰視点を練習しましょう。えーと、透過設定をいじって、ワイプで視界の影を作らないように注意します。

 まだスキルレベルが低いのでグリモアがいた位置は狙えませんが、早急にレベル上げをして自由自在に狙えるようになってみせましょう。

 最後に園長さんから貰った情報を広めましたが、残念なことに他のみんなはまだ調教スキルがカンストしていないそうです。従魔のなつき度と連動しているため、複数の従魔がいないと、カンストには時間がかかるそうです。

 それでは、早速アビリティを取りに行きましょう。





 アビリティのために来たのはテクザンです。何でも、ここにあるダンジョンの一つが炭鉱で、その関係者のNPCはカナリアを飼っており、ふとした拍子に逃してしまったそうです。それを探すというクエストです。この街の冒険者ギルドで受けられるのですが、提示されている報酬がとてもまずいので、何かあるのではと受ける人は多いのですが、調教スキルをカンストしていないとアビリティの習得に派生しないので、気付く人が少なかったそうです。


「すみません、この捜索クエストを受けたいのですが」

「かしこまりました。……受理しました。では、ここが依頼人との待ち合わせ場所です」

「はい」


 それではマップを頼りに目的地へと向かいましょう。よく逃げるカナリアらしいので、依頼主に話を聞くと、逃亡先の候補を5個出してくれるので、その中のどこかにいるそうです。

 そして、目的地へと着きました。


「カナリア探しに来ました」

「おう、あんたが依頼を受けてくれた人か。うちのカナリアがよく行く場所に印を付けておいたから、頼むぞ。網と籠はこれを使ってくれ。……後、その従魔はしまっとくれ。うちのカナリアが怯える」


 虫取り網と鳥かごを渡されながらそう言われました。残念ですが、そういう決まりなのでしかたありませんね。ちなみに、地味に装備品として扱われるようなので、杖を外して装備します。まぁ、INTは下がりますし魔法攻撃力が設定されていないので、魔法の威力が激減しますが、街中なので問題ないでしょう。

 印の場所はマップに表示されるので地図を広げる必要はありません。虫取りにでも行く気持ちで挑みましょう。

 1つ目の印の場所に着きました。せっかくなので目を閉じて俯瞰視点に切り替えます。通常視点がなければ俯瞰視点は上から見下ろしているだけなので負担は少なくすみます。まだそこまで高い位置からは見下ろせませんが、それはスキルレベル次第でしょう。

 そこからは順調にハズレを引き、最後の5ヵ所目です。あー、いましたね。それも結構高い位置ですよ。まぁ、屋根に止まっていますが、私には何の問題もありません。

 せっかくなので、一番新しい方法を使いましょう。

「【ロックウォール】」

 石の壁を斜めに細く薄く長く伸ばしました。その結果、屋根までは届いていませんが坂道が完成しました。薄くしすぎたので強度に不安がありますが、いざとなったら空中ジャンプで落下を回避すればいいだけです。


「おりゃあああ」


 坂を登りきりジャンプからの空中ジャンプでカナリアのいる屋根へと着地しました。後は網を振り下ろすだけです。特に飛んで逃げるということもなく、あっけなく捕まえることが出来たので拍子抜けですね。そのまま鳥かごへと移し、何ヵ所か足場を作ってから坂を下って地上へと降りました。後は依頼主の元へ戻るだけです。





「お待たせしました」

「おう、あんたか、早かったな。途中で、何もなかったのか?」


 何やらNPCが首を傾げていますね。本来なら何かあるのでしょうか。まぁ、クエストの途中で何かしらのイベントがあるはずだったとしても、なかったのですから、私の知ったことではありませんね。


「何もありませんでしたよ」

「そうか。まぁ、何もなかったんならそれでいいんだ。ああ、カナリアに餌をやりたいから、そこの餌を籠に入れといてくれ」


 来ましたね。これがアビリティ習得のための派生ですよ。

 NPCの指示通りに餌やりをするために餌置き場を見ましたが、何やら沢山の種類がありますね。どれを上げればいいのやら。まぁ、テキトーに取れば――。


「それじゃないぞ。そっちのだ」


 NPCは口を出すだけなのでどれかわかりません。なので、NPCの方を見ながら手を伸ばしますが、結局首を振るだけでした。


「何だ何だ、そいつの好物もわからねーのか」


 今日初めてあったカナリアの好物なんてわかりません。それに――。


「逃しちゃう人に言われても……」


 おっと、口に出してしまいました。ただ、NPCの反応を見ると、言い返せずに悔しそうにしています。


「あー、ちょっと教えてやるよ」


 苦虫を噛み潰したような顔をしたままNPCからカナリアの好物の見分け方を教えてもらいました。カナリアの反応がどうのこうのと言っていましたが、結局理解できませんでした。まぁ、【好物理解】というアビリティが追加されたので、私自身が理解する必要性はありません。

 最後にギルドで報酬を貰って終了です。流石に街中で終わる簡単なクエストだったので安かったですね。これでは何かあると思った人しかうけませんよ。

 この後は短い時間ですが、魔力の渦の4階で属性持ちのマギドールを相手にしていたのですが。


 ピコン!

 ――――System Message・所持スキルがLVMAXになりました―――――――

 【魔力視】【魔力陣】がLV50MAXになったため、関連スキルが開放されました。

 【魔詠み】 SP5

 このスキルが取得出来ます。

 ――――――――――――――――――――――――――――――――


 他にも、探索と隠密がLV50MAXになりました。この二つは、前段階のスキルをカンストさせてから冒険者ギルドで上位スキルが開放されたので、恐らくは同じなのでしょう。その辺りは明日確認します。

 そして、【魔詠み】です。取得してから詳細を確認したのですが、これは魔力視の上位らしいスキルですが、関連スキルとなっているので、もう片方は魔力陣ではなく詠唱系でも覚えそうなスキルですね。その性能は相手が魔法を発動しようとしたら、その魔法がわかるそうです。魔力視だと属性しかわかりませんでしたが、何の魔法かわかりますし、その軌道や攻撃範囲もわかるそうです。流石にスキルレベルが低いと、薄っすらとしかわからないそうですが、スキルレベルが低いうちはあまり便利ではないのは、どんなスキルも同じですね。

 ちなみに、自分の魔法の場合は軌道が表示されるので【操作】も使いやすくなりそうです。

 慣れてきたので、ヤタと信楽を召喚したままでも大丈夫そうですが、いい時間になったので、今日は戻ってユニコーンを召喚してからログアウトしました。

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