異世界の爆裂魔法は想像と違いました!私の期待を返して下さい! 黒銘菓短編集73弾

黒銘菓(クロメイカ/kuromeika)

魔王VS爆裂魔法使い

「お前が爆裂魔法使いか。聞いているぞ。魔王に届く牙として人間から希望を抱かれているそうじゃないか………。」


ニヤニヤ笑いながら目の前の男はそう言った。


バカにしているとしか思えない。


が、私は敢えて言おう。


「如何にも!私が人類の希望!魔王であろうと神であろうと一撃で屠る偉大なる魔法使い『なろらじ』!


人間界だけでなく異世界にもその名を轟かせる偉大なる至高の爆裂魔法使いだ!


それを知っていながら私をここに呼ぶとは命知らずだな!魔王!」








そう、私の前には四天王と后と共に魔王が立っていた。


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