ブラックな策略
社長はここをブラック企業だと主張する。
「ウチは離職率0を目指してしゃくりゃきゅ…しゃくやく…しゃくりゃくをめぐらしぇていましゅ!これはある意味監禁でしゅ。だからここはブラックなんでしゅ!」
必死な社長……可愛い。
「成程、それで、どんな策略を巡らせているんですか?社長?」
必死にブラックと言い張る社長に意地悪を言ってみる。
「教えてあげましゅ。
先ず、月給をそこらの企業よりも高くしていましゅ。
これにより、『他社よりも給料を貰っているここは良い会社。』という刷り込みをしましゅ。」
「成程。」
「そして、ここより条件の良い会社は無いから、転職をするメリットが消えましゅ。
この会社から逃げられなくなりましゅ。」
「おぉ、策士ですね!」
「で、そうやって刷り込み&逃亡防止をした社員達は私を優しい社長だと思って頑張って働いてくれましゅ。」
「社長!社長はブラックですね!」
「そうでしょう?そうでしょう!崇めゆでしゅ。恐れるでしゅ。」
っ!可愛い!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます