俳句 2019年11月
今月は35句
ラグビーのスクラム心臓の如く鼓動
ハロウィンの道譲り合ふ二人かな
電子レンジの口開けしまま冬に入る
文化の日突っ張り棒の影静か
秋惜しむ慰安旅行の課長父に似て
封筒を抱えし帰路や冬に入る
虎の威を借りし白人冬の星
挨拶は私の役目冬雲雀
勧誘を一本足で聞く梟
酢が弱い砂糖が強い波の花
白鳥に隠れて食べるプリンかな
誇らしげに大好物を見せる熊
冬の虹王子と呼ばる編集長
凩や電子レンジで温まる
驚かす為に冷たき手を保つ
柔道着の生地の薄さや竃猫
沖縄風居酒屋の鍋締めパスタ
神渡今から帰ると宣言す
駅伝子倒れなければ前進す
鮫ゆらり隣の脚が当たりさう
園長のぶっきら棒に寒の水
鴛鴦や三十歳の金時計
冬晴の買い物袋二重なり
海鼠遅々姓名判断やり直す
どうしよっかどうしよっか帰り花
タッパーの蓋裏返す浅き冬
冬の雲乗換眺む営業マン
独唱やもう歳だねと冬の蜂
還暦の母にケーキや枇杷の花
ハリネズミの優しき尻や水涸るる
鰭酒や子供の事や家の事
ナマ怖い海鼠も怖い浅き夜
特売の赤きチラシや蜜柑積む
冬ざれやカレーのルウを啜りをり
メリーゴーラウンド上下せし冬麗
個人的に好きな句
ラグビーのスクラム心臓の如く鼓動
ハロウィンの道譲り合ふ二人かな
電子レンジの口開けしまま冬に入る
文化の日突っ張り棒の影静か
秋惜しむ慰安旅行の課長父に似て
封筒を抱えし帰路や冬に入る
挨拶は私の役目冬雲雀
勧誘を一本足で聞く梟
誇らしげに大好物を見せる熊
驚かす為に冷たき手を保つ
柔道着の生地の薄さや竃猫
園長のぶっきら棒に寒の水
鴛鴦や三十歳の金時計
冬晴の買い物袋二重なり
タッパーの蓋裏返す浅き冬
ハリネズミの優しき尻や水涸るる
鰭酒や子供の事や家の事
特売の赤きチラシや蜜柑積む
メリーゴーラウンド上下せし冬麗
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