第355話 このぉ! 心配したんだぞぉ!

 この頃、スコちゃんがご飯を食べてくれなくて、朝に用意しておいたご飯が夕方までほとんど残っているという状況が続きました。

 おトイレも、かたまる砂を使用してますが、以前は毎日二回分のおしっこと一回分の”わーお”が普通だったのに、一回分のおしっこしかしてなくって、心配する以上に不安でした。

 だって腸閉塞だったら困るから。


 昨日、今日は祖母がグループホームへ行くから、朝早くから遅くまで家を空けることになってしまって、スコちゃんは一人でお留守番だった。

 ああ、またごはんを食べてくれなかったらと思うと悲しくなってくる。


 だけど、帰ってみたらドアを開けた瞬間、二階から軽快な足音がして機嫌はよさそうだったし、なでると気持ちよさそうにする。

 うがいと手洗いをする前に、なでくりまわしてちょっと反省。

 部屋を確認したら、ごはんはキレイになくなっていた。

 ほっとしましたv

 おやつにちゅ~るを与えて、そしてテレパシーを送る。

「どうしてほしい?」

 スコちゃんの返事はいつも「だっこしてほしい」だったから、一生懸命だっこしようと腕をさしだしながら追いかけるのだけれど、これまたすばしっこくて。


 夕飯を摂っているときに、祖母の部屋に入ってくるから、団らんにまじりたいのだなと思っていると、ちょこまかと動き回るし扉のあたりからはねまわって、ベッドの下の隙間なんかにしゃかしゃかともぐりこんでしまう。

 わたくしがだっこしようと追いかけると、なおさらはしゃぎまわって全然追いつけない。

 むー。

 でも、人がいないところではこういう態度はとらないだろうから、スコちゃんは遊んでるつもりなのかな?

 元気が出てよかったv

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