第259話 招かれている!? 呼ばれている!

 猫の餌には、一日の量が、体重ごとに決められております。

 それを一日に二、三回に分けてあたえるよう、注意書きがありました。

 けっして、三時間ごとに小分けして与えよ、とは書かれていません。


 勝手に真夜中から早朝にまで起きだして少量ずつ与えていたのが、良くないようでした。

 なにがよくないというと、スコちゃんがいつでも、物欲しげにつきまとってくる。

 物足りないのでしょう。


 しかし、わたくし自身もダイエット期間に入りましたので、睡眠不足では倒れかねない。

 そこで、一日の三スティックを朝六時と昼十二時と夕方の六時に一本ずつ与え、そうしょっちゅう食べさせるのをやめました。

 すると新たな発見がありました。


 スコちゃんが私の足に取りすがってくるのはなにも、餌が欲しいだけとは限らないこと。

 単にかまってほしかったり、全身撫でてほしかったりすることがあるとわかりました。

 カクヨムで、なでてやるとゴロゴロと目を細めて眠ってしまう姿をエロいと表現したことがありましたが、UPしたとたんにそんなことがなくなりました。


 スコちゃんは官能的であり、おっとりしています。

 そこが雄とは違うと感じます。

 でもおっとりって、デブって意味だから、勘違いしないほうがいいよ! という、毒舌を吐く女性が出てくる漫画の広告を観て反省しました。


 スコちゃんは女性的なうるわしさを備えた美人さんだと思います。

 それ以外になにがあるというのか。

 でも、飼い主に似ておやつが好きだから、ダイエットは続いています。






 8

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る