第127話 2020/02/01/土 ス、スコちゃん……!?;;

 昨日から、スコちゃんのDV(?)が始まり、とても戸惑った。

 ちょっと前まで、リボンにじゃれついていたと思うや、部屋を出ていき、帰ってきた後、私の足を噛むのだ。

 それも、執拗に。


 なぜなんだ。

 なにが不満なんだ。

 餌も水も足りてるはず……だけど私は忘れていた。


 入れたもんは出さないと。

 そう、私の部屋にあるスコちゃんのおトイレ。

 そこへ至るドアが、閉めっぱになっていたのだ。


 犯人は誰だかわからないが、自分かもしれず。

 そんなことは置いておいて、つまり、スコちゃんはおトイレに用を足しに行ったら、ドアが閉まっていたのでやりきれない、がぶり。



「おトイレ――!」



 という叫びだったのね。

 ごめんなさい。

 何か不満でぐれたのかと思ったわ。


 ドアはくれぐれも、閉めないように家族にも言っておくし、注意するからお許しを……。

 しかし、粗相をしないところがレディだわね。

 お腹がきつかったのに、耐えていたのね。


 さっすが私のスコちゃん! びっくりよ。

 私、ちょくちょくドアをチェックしに行くから。

 お掃除もするから――! ごめんね?






 8

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る