殴り合いに気を遣う男

 はい、ここ二三日ほどカクヨムではないところで世界共有型企画の作品を書いていました。

 その話をここでするのもなんですが、まあ他に書いておくところもないのでここで。

 で、ここに書くようなことがあったのかと言うと、たいしたことじゃないんですがあったわけですよ。

 あの手の企画は参加者が大勢いるわけですが、当然自分と同じ考えやスタンスのひとってそんなに多いわけではないんですね。なので考え方が違う人だとわからずにその人の領域レイヤーに踏み込んでしまうと大変申し訳ない感じになってしまうんですよ。なのでまず自分が考えてることを相手に伝えて、相手がどうしたいかも聞いてという段取りが必要になってきます。

 はいここで問題が。

 段取りを決める以上相手に自分が次に各作品の内容がある程度は伝わってしまうわけです。つまりネタバレ。これがあるので読んでもらう側としてはなんとなく段取りだけで全て決めたくないという事情もあったりします。さらに相手側が自分とスタンスの違う人間だった場合結構細かく情報を聞いてすり合わせないといけないわけです。

 ここがまた問題で。

 私のスタンスって殴り合いなんですよ(オイ)。

 具体的に説明しますと、俺の作った物語でお前を殴り倒してやるぜおらあ! って勢いで作品を書くわけです。で、当然相手が同じ感覚で殴り返してきてくれると嬉しい。言わばプロレス型なんですね。ただこの型は事前段取りを上手くしないと往々にして酷い目にあいます。だってお相手のキャラを使ってなあなあではないちゃんとした物語を書くということですから。事前の段取りが上手くないと「こんな設定うちのキャラにつけんといて!(ぷんすか)」みたいなことになるわけです。相手が同じスタンスならここで「やり返してやるぜチクショウ!」とかいう感じで楽しく殴り合えるわけですが、相手が例えば最初に上げた設定以上にキャラをあまりいじらないおままごとを楽しみたいタイプ(決して馬鹿にしたりとかいう表現のつもりは無いです)とかだと不味いわけですね。「お父さんは斧振り回しちゃだめでしょ!」となるわけです。

 でもやっぱり交流するのが企画の楽しさだと思うので、相手を確かめながらいろいろな方面に手を出していきたいわけですね。

 とまあそんな感じのわーるどなので、たまに意思疎通をするのが上手くいかない時とかあったりして。今日はそれだったわけです。

 最終的になんとか合意して作品は出来上がったのですが、個人的にはもうちょっと踏み込んだ殴りに行ったものも書きたかったなとは思ってみたり。まだ最初の方なので仕方ないんですけどね。一話目で見どころがない作品は見るのやめちゃうタイプなんで私(

 と、まあそんな色々があってここで吐き出してしまうわけですダバー(吐き出す音)。

 しかし、私はめげずに斧を持ってシルバニアファミリーと話し愛してこようと思います(斧を捨てる気はない)。

 まあとりあえず、数日企画やってたんで、数日はカクヨムの連載の方を書こうかなとも思っていたりしますが。

 企画の気分転換に完全自創作とかなら、いい塩梅じゃないですか。

 そんな近況ほうこ、――あ、ここエッセイやん(今更)。

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