AIドローンの新たな人生 第2話
【ドロン】
ドル美さん、目的地の緯度、経度、間違いありません
空撮を開始します!
【ドル美】
まかせたわよ、ドロンちゃん
大渓谷をバックに野外ステージをすれば、きっと大人気よ!
【ドロン】
はーい!
では、上昇します
【ナレーション】
ガツッ!!
【ドロン】
えっ!?
【ドル美】
ドロンちゃん!?
今、黒い影がヒュッて映ったけど!?
【ナレーション】
ガツッ!! ガシッ!?
【ドロン】
うわー、連れ去られるー!?
助けてー!
【ドル美】
ドロンちゃーん!?
あの飛行物体はいったい!?
どうしよう、ここから現場までは遠すぎるし……!
【ドロン】
だ、大丈夫です!
何とか振りほどきました!
【鷹】
キェッ! キェッ!
【ドル美】
鷹!?
しかも、軍用のドローン対策用の!?
【ドロン】
ここ、飛行禁止区域ではないと思うのですが……
【鷹】
キェッ! キェッ!
【ドロン】
わあっ、やめてください!
つつかないでくださいー!
【ドル美】
その鷹、やっぱり軍用鷹みたいね
というか、元軍用鷹?
この地域にあった、鷹のドローン対策部隊は解散されたはずなの
だいぶ前に、ドローン撃墜は、別のドローン部隊の仕事になったみたい
【ドロン】
なんでわかったんですか?
【ドル美】
アイドルはハッキングもできないとね♪
【鷹】
クェーッ!!
【ドロン】
じゃあ、この子も、私と同じで、お役御免になったんですね……
それでも、自分で仕事を続けていたなんて……
【鷹】
キェーッ!!
【ナレーション】
ガツッ、ガツッ!!
【ドロン】
や、やめてくださいー!
爪もだけど、くちばし、硬いです!
つつかないでくださいー! 壊れちゃいますー!
【ドル美】
これ……縄張りから出て行かないと、攻撃され続けるんじゃないの?
ドロンちゃん、いったん戻って……
【ナレーション】
ブルルルルルルルルルル……
【鷹】
キエエェェーッ!!
【ドロン】
あっ! あの飛行物体は!
ドローン編隊です! けっこうたくさん!
【ドル美】
えっ!? なんで!?
【ナレーション】
続く!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。