第16話 お兄さん猫とおばあちゃんの出会い。
これはお兄さん猫の冒険記。
勢いよく家を出た仔猫は街へむかいます。お母さん猫は街までの道を教えてくれました。
森を抜け、坂を下る途中に木造の家を見つけたら右に曲がりなさい。仔猫は家を見たことがありませんが、お母さんはしっかりと家の話をしてくれたのですぐにわかりました。
茶色い木造のお家には野菜やお花が並んだ畑があるよ。
「あった!お母さんがいってた家はこれのことだ!土がたくさんにお花がたくさん、これが畑で、この木が積み上がっているのがお家だ。」
仔猫お家に近づくと、おばあさんが出てきました。
「おや、可愛らしいお客さんだね。良かったら家に上がって行かないかい?」
仔猫は二本足で歩く人間が不思議で仕方ありません。
「ニャーオ。ニャーン。ニャーオ。」
「お腹は空いていないかい?ミルクはいかが?昨日牛乳屋さんが売りにきてくれたんだ。」
おばあさんは牛乳を深いお皿に入れて子猫に与えました。
「ニャーン。ニャー。」
仔猫は飲み干すと、おばあさんとわかれ街へ向かいました。
これがお兄さん猫とおばあさんの初めての出会いでした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。