第50話 バリアフリー

人が暮らす上での障壁を作っては取り除こうとする涙ぐましい努力。高齢化で進む家屋のバリアフリーもカネ次第、一歩外へ出れば障害だらけ。ビルの高層化が進み道路や鉄道は増え、歩道橋やエレベーターを作るも不便や停電で利用できない。ホームからは人が落ち、いじめが増え、点字ブロックは溢れる自転車で塞がれて、「施設」を作ろうとすればつまらぬ権利で妨害する。情報は隠され、老後の不安は増すばかり。かつて無かった「バリアフリー」という言葉を失する日はまだまだ遠い。

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