第2話 其の二

〇 なぜだろう 本読みだけで笑われる


……本読みは寡黙な私が唯一得意としていたもの。。でも1行読むごとにクスクスと笑いが聞こえる。どうやらなまりが出ているらしい。

先生が何度もイントネーションを指摘して言い直させる。その度に笑われる。

自分ではちゃんと言ってるつもりなのにどこかが違うらしい。自分ではさっぱり意味がわからない。


どんなに短期間の滞在期間でも幼い子どもはその土地のなまりに馴染んでしまうんだな…。

……でもここだって思いっきり広島弁だってば。。

小さい頃は人と違うものはなんでも笑いのネタにされるものだ。



教訓 転校する前になまりのチェック




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