三話

古来より、邪龍種だけは禁忌なんだ。




どんなに可愛くても…



その子供が本当は…


俺らみたいに普通の竜人だったとしても…



必ず、一年経たないうちに殺してきたんだよ。




昔ながらのやり方を全て否定するわけじゃねえ…


ただ…


このやり方にはヘドが出るだけだ。







自分の手で殺します…






親達はそう懇願し、山の中へ行ったが…


そんな事出来るもんじゃねえよ。




目を真っ赤にして、泣きじゃくる子供を置き去りに…



それが精一杯だった。






オギャア…オギャア…






山の中に響いてくる…


我が子の泣き声に涙しながら…



二人は…






ち…


こういう話は…


マジにヘドが出るぜ…

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