五話

さすがに六本腕は数多く、男は追い付かない様子に候。




体は斬れ始め…


流血止まぬころ…




男は剣の鞘をも使い、窮地を脱する。



見るは…


正しく、二刀の鬼神なり。








これは大発見でした…



この闘い方こそ、双剣の始まりだと言われています。



古過ぎる文献ですからねえ。

この風化の具合を見れば、おおよそ理解出来るでしょう。



ええ…


時代的には、封龍剣の伝説よりもですよ。




でもね…


この頃の鉄刀は、今の大剣程の大きさなんですが。

重量も、さほど変わらない。



そっちの事が…


私は驚きますがねえ…

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る