七話
そこへの…
邪龍が舞い降りた。
この龍もまた、牽かれたのかも知れんの……
威圧感。
存在感。
赤い魔眼からの殺気…
二人には今まで出会った事のない、強烈なものじゃった。
もうすでにボロボロの躰を龍に向け…
どれくらい奴の…
あの雷を浴びたのじゃろう…
後に発見した者の話ではな…
二人とも肉が焦げ…
真っ黒じゃったと聞く。
無双の刀も…
魔槍の刃先も…
奴の急所には届かないんじゃ…
やはり悪魔では…
魔王にはかなわんのじゃろうかのう
…
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