三話
その娘は…
いつも独りだった。
スラムでは珍しくともなんともないがな。
汚ねえ格好で…
俺らに近づいてこう言った。
食べ物と…
飲み物と…
友達がほしい…
それからずっと一緒だ。
俺らより少し後にその娘も狩人になった。
俺らに着いてくるような…
そんな感じだ。
そうだな…
今も愛してるよ…
ダーリン…
俺を呼ぶ時は…
いつもそう呼んでた…
老山龍の事件が終わったら、狩人は引退して…
幸せにしてやるつもりだった。
この年寄りの…
若え頃の想い出だ…
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