第8話 指さし
長男を育てている時には特に気にもしていなかった指さし。
「これ見て!」「あれ見て!」と、言葉がまだ出ない時期から子どもは 一緒に見て欲しいものや共感して欲しいものを指さして 周りにいる大人に伝えようとする。
発達の段階で、この動作はとても大事な事らしい。
息子は 指さしを始めるであろう時期に全くしなかった。
その代わり 私の人差し指を手に取り、私の指を使って指さしをしていた。
聞けば、これは「クレーン現象」というそうだ。
誰かと何かを共感したいと思う気持ち。
そこにまだたどり着けない 息子をみて 初めてその気持ちが当たり前に育つのではないと知った。
指さし ひとつとっても奥が深い。
長男の時には 特に気にとめることもなかったこと。
まさか こんなに指さしをして欲しいと願うようになるなんて……。
人の発達とは…いやはや本当に奥が深い。。
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