第2話 シューマン幻想小曲集作品12‐3「なぜに」の公開レッスン
ジャズピアニストの上原ひろみさんが生徒(15歳のとき)で、公開レッスンを受けている動画をたまたま見つけました。
先生は、ヴェラ・ゴルノスタエヴァというロシアのピアニスト。
先生「おもしろい名前ですね。ほかの名前はわかりますね。最初の『夕べに』や2曲目『飛翔』。ところがこの曲は『なぜに』と名前がついている。何がなぜになんでしょう。何をたずねているのでしょう? 空想をめぐらせてみて」
生徒「なぜ私はあなたを愛してしまうのかか、答えのないような」
先生「素晴らしい答えです。あなたは一番大切なことを言ったのです。私たちが誰ひとり答えることのできない、問いですね」
同時通訳の方も素晴らしく、このレッスンすべて書いてみたくなります。
それで、どう弾くか。先生は、ピアノを弾きつつ具体的に細かく説明します。
ここが問いかけで、そして答え。息遣いについて。最後の余韻まで。
ピアノを弾けない私も、先生の生徒になったつもりで、耳を傾けました。
何度も耳にしている曲ですが、とても新鮮に美しく心に響きます。
それにしても、何と素晴らしい先生、生徒。それから通訳の方も!
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