ルイス

「何故?僕の名前をご存知なのですか?」


ロウスはスーツ姿の男性に聞いた


「ここには後2人程、執事とメイド務めております……我々は代々、フィリア様の見守りをしております……時間はまだ御座いますか?申し遅れました、私はルイス・スチュワードと申します」


「僕はロウス・スミスです、時間は今日は仕事が休みなのであります」


ルイスはロウスの苗字を言った瞬間

片方の眉毛が上がった


ロウスはお城の執事だから

素直に言おうと思った


「城の若手の執事とメイドをご紹介します、後、ロウス様の名前をご存じなのかもお教え致します、執事とメイドを呼んでまいりますので、今しばらくお待ちください」


ルイスは部屋を出て行く


ロウスは逃げようとしたが

フィリアに手を強く握られた


「いゃ、ロウス…行かないで…」


可愛らしい声だ

ロウスは大人しく待ってしまった

それに何故自分の名前を

知っているのか気になった

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