第4話 シンウルトラマン
映画館で観てからしばらく時間が経っている。この映画は、熱烈に良かったという人と、私のように良くなかったという人と、別れるように思う。
シンゴジラは、大方が良かったというし、私もそう思っていたが、シンウルトラマンは私はそうは思えなかった。細く書いてしまうとネタバレになるので難しいが、まず科学特捜隊が出ていない。怪獣という漢字の当て字の国家組織がある意味がよくわからない。また訳のわからない演出(漫画的)、緊張感之無い指揮権の移動。
ウルトラQへのオマージュもあるのだろう。しかし、違う。もっとキチンと脚本を書いてくれ!と思った。シンゴジラと同じような定型で書かれる話しでは無いと思う。
またシンウルトラセブンを!という話も聞こえるが、本当にそれだけはやめてくれと思う。私はセブンが大好きだからだ。
庵野監督で、シン仮面ライダーをやるようなので、彼の結婚式で仮面ライダーの扮装で結婚式を上げたくらだから、それはかなりシンウルトラマンとは違う熱量でやるのだろうなと思う。シン仮面ライダーの予告を観れば、最初の仮面ライダー風なので、初期のおどおどろしかった世界を再構築するのではないか。
死神博士、蜘蛛男、蜂女漢字ばかりで何、スパイダーマンではなく、スパイダー男でもなく、漢字三文字蜘蛛男である。ビーウーマンではなく、蜂女である。
初期の仮面ライダーのしょっかーは、肉体を改造するという恐ろしさがあった。今ではキャバクラのねーちゃんたちは、鼻の高さを自在に変えられるけど、整形に対して当時ほどのおどおどろしさはない。
しかし考えたら、何故ショッカーの戦闘員は、「イー」というのだろうか?殴られるだけしか無いのかと思うとここに日本人の何らかの様式美があるのかもしれない。水戸黄門が身分を明かす前の敵屋敷で、雑魚がいっぱい助さん、格さんにやられるのと同じなんだろうね。
また初期の仮面ライダーには、混沌とした時代背景もあったんだろうな。手塚治虫作品のどろろとか、梅図かずおの蛇女も怖かった。漫画を読んでチビりそうになった。あんな漫画を夜に読んだら、トイレに行ける訳がない。
もとい、シンウルトラマンの話に戻ろう。やっぱりウルトラマンが、ハヤタ隊員の命を奪ってしまったために、地球に残らなくてはならなくなった要因となったベムラーは登場させて欲しかった。バルタン星人、レッドキング、ジャミラ、ベスター、ドドンゴ、ジャンゴ、ダダ3面体など、怪獣の名前がスラスラ出てくる。
シンウルトラマン2をシンゴジラと同じプロットで作らずに作って欲しい。
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