第74話 包囲

カズマ達がシューティングスター城の潜入を開始していた頃、ドグマ達サンライト城の兵達は組み立て砦を完成させていた。


砦の中心部にバリア装置と発電機を設置し起動させる。


ブゥゥゥン・・・・と音を立ててバリアが発動する。




ドグマ:「ヨシ!バリアが発動した!皆バリアに触らないようにしろ!触ると感電するからな!」


一般兵A:「ドグマ隊長。これって電気なんですか?」


ドグマ:「俺もよくわからんが物体を遮るエネルギーとかカズマが言ってた。内外からの物理的な攻撃は防げるがHighpressuregunから発射されたエネルギーなどは通すらしい。」


一般兵B:「つまり内側から敵をHighpressuregunで攻撃すればいいってことですか?」


ドグマ:「そうだな、発電機が使えるうちはその戦術で皆頼む。」




ドグマの指令に一般兵達は頷いた。




一般兵C:「ドグマ隊長!シューティングスター城の城門が開きました!敵襲です!」


ドグマ:「何!?気づかれたか?透明マントはどうなっている!?」


一般兵C:「バリアに接触して燃えてしまいました!申し訳ありません!」


ドグマ:「仕方ない!総員戦闘配置につけ!」




敵襲に備えて全員砦の最上階にあがり、HighpressuregunとFrozengunを構える。




ドグマ:「照明を持ってこい!城門を照らせ!」




照明を城門にあてるとリザードマンの大軍が続々と行進してくる。


指揮官は孔明だった。


孔明もリザードマンのエキスを少量注射していた。




孔明:「まだ襲うな!やつらの射程ギリギリまで近づけ!」




ゆっくりと組み立て砦に近づくリザードマン達。


砦を360度囲み、その輪をせばめていく。




ドグマ:「クソッ!まだ遠すぎる!指示があるまで動くなよ~!」




組み立て砦も360度どこからでも対応できるように円形に陣営を組んで待ち構える。




孔明:「リザードマンよ!待機しろ!」




砦周辺の異変に気付いた孔明はリザードマン達に待機命令を出した。




孔明:「何だ?砦周辺が輝いているような・・・」




シューティングスター城の外での戦闘が始まろうとしていた。

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