第23話 チーム訓練
6人は馬に乗って城門前に来ていた。
カズマは皆を集めチームの役割を分担した。
カズマ:「まずシュウとメイはチームの先頭を走れ。敵陣に特攻をかけてどんどん突き進め。二人のフォローは俺とマリちゃんがする。シュウとメイのすぐ後を俺が走り、マリちゃんはその右後方を走ってくれ。オッサンはしんがりだ。チームの全体を後ろから把握してフォローしてくれ。加えて後方から追ってくる敵にも対応しなきゃならない重要なポジションだ。マナは・・・俺が背負って動くから今日は見ていてくれ。」
マナを除いた5人は隊列を組む。
カズマ:「あの木を目がけて突っ込む。木に近づいたらメイ、シュウ、俺、マリちゃん、オッサンの順番で一撃ずつ攻撃するんだ。じゃあいくぞ?3、2、1、GO!」
カズマの合図と共に五人は木に突進する。
初めての隊列だったが完璧な位置取りだった。
木に近づきメイ、シュウ、カズマ、マリの順番で木に攻撃をする。
最後にドグマが槍で木を打つ。
ボギッ!と鈍い音がして大木が折れる。
ズズン・・・と木が倒れた。
カズマ:「おおー完璧じゃん。やっぱり俺のセンスはいいな。」
ドグマ:「貴様だけの力ではない。俺たち全員の力だ。」
シュウ:「んだ、皆の力だ。」
カズマ:「だが皆の力を引き出したのは俺様だってことだよ、ガッハッハ。」
マナが遠くからカズマを呼ぶ。
マナ:「カズマ様~!あああああの、私今の動画を撮ってたんですがこれでいいですか?」
カズマ;「ちょっと待っててくれ、今そっち行く。」
カズマはマナの動画をチェックする。
カズマ:「ズームで撮れてる、バッチリだ!さすが天才!」
カズマがほめちぎるとマナの表情は極限まで緩んだ。
カズマ:「よし、あと個人別の動きを動画に撮るから協力してくれ。まずシュウからだ。」
カズマは朝メイの動画を撮ったようにシュウ、マリの動画をとった。
カズマ:「えーと俺の動画はオッサン頼む。」
ドグマ:「俺はこいつの使い方わからんぞ?」
カズマ:「あ、そっか。おいマナ。お前が撮れ。オッサンはマナを持って俺を追え。」
マナ:「えええええ?」
カズマ:「オマエならできる。大丈夫だ天才!」
カズマの動画も無事撮り終えると昼の12時を過ぎていた。
カズマ:「腹減ったな。とりあえず城にもどろうか。」
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