バー『異世界魔王達の憂鬱』 黒銘菓短編集35弾
黒銘菓(クロメイカ/kuromeika)
集う魔王達話
「やぁ、魔王さま。」
「君も魔王だろ?」
「てか、ここにいる4人とも全員魔王じゃないかよ。」
「違いねぇ。」
四人の魔王がバーで酒を酌み交わしていた。
ここは『バー『異世界魔王達の憂鬱』』
複数の異世界に君臨する魔王達が時々、世界の狭間にあるここに来る。
普段は為政者として、王として君臨する彼らは孤独であった。
部下に弱い態度は見せられない。が、彼らも人間。
愚痴の一つも零したくなる。
どうでもいい事を喋りたくなる。
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