エミリーとお菓子と魔法使い

作品タイトル

 エミリーとお菓子と魔法使い

キャッチ

 お菓子って何!?

作者

 K・Sメッセ 様

ジャンル

 現代ファンタジー

セルフレイティング

 なし

紹介文

 菓子とは何ぞや? から始まる王国王女の旅物語。失踪した前王の後を追え


 菓子の概念が無い時代、ある王国の王室に女の子が生まれます。

 エミリーと名付けられたその子は、好奇心旺盛で明るく優しい子でしたが、同時にひとつ所に集中し過ぎて周りが見えなくなる欠点も。

 王女が12歳になると国民に対して、お披露目の儀式を執り行う事になりました。

 しかし、その時の言動が元で王の逆鱗に触れてしまい、1年間城外への外出を禁じられてしまいます。

 その後、祖父である前王がエミリーの部屋を時折訪れ、初めてクッキーと言う菓子に触れる事に。

 自らも教えて貰い作る事になりましたが、そんなある日、食材探しに出た祖父が帰って来なくなります。

 そしてエミリーの旅が始まりました。

 これはそんな王女の成長物語。


 企画に参加した時点では、地の文など少々拙い感じがしていましたが、その後改稿されたのか、かなり整理された文章となっていて、好印象を得ています。

 指摘に対してそれに応える姿勢は高く評価出来るでしょう。言い訳や指摘されても直さない方が圧倒的に多いので。

 全体的に優しい雰囲気を纏っていて、童話や絵本のような感じのする物語です。

 どちらかと言えばグルメ小説とでも言いましょうか、終わりに近づくとお菓子対決などあったり、その点ではやや二番煎じ的なものはありますが、先に記載した通り、とげとげしさのない優しい物語なので、一読の価値はあるのかなと思います。

 最後に残った欠点はキャッチコピーでしょう。

 35文字の枠内で上手にアピールすれば、もっと読まれても良い作品では無いかと思うので。


 よろしければ以下リンク先よりお試しくださいませ。


 ★18/フォロワー7人

 文字数:90,480文字(完結済)

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054894436098


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