コラム
コラム ―― 書式
自主企画でかなり多く目にしたものに「・・・」や「、、、」がありました。
この表記は大変失礼ではありますが、文章が稚拙に見えてしまいます。
では何が正解なのか。カクヨム内をサラッと見渡せば、至る所で解説されていますが、ここでも取り上げてみます。
正解は
「……」です。
なにこれ?
三点リーダーと言い、ひとつ打ち込むと「…」となり、これを二つ組み合わせて使います。
必ず偶数個使用する事がルールになっていて、奇数個では使いませんし、多用もマナー的には推奨されません。
ついでに
「――」→ダッシュと言います。
これも三点リーダー同様二つセットで用います。奇数個は勿論多用は文章が見苦しくなるだけなので、避けた方が良いでしょう。
PCで打ち込む時は簡単に変換出来ますが、スマホではAndroidかiOSで異なるようで、私はiOS以外は分かりません。ですが、検索すれば入力方法は出て来ます。
書式とは小説に於ける礼儀作法でもあります。
ゆえに適当に書き殴ればよいと言うものでもありませんし、読み易さは書き手が常に気遣う部分だと考えます。
そこで気になった書き方。
例えば。
「このように台詞の上に地の文が付き」
次に空白改行を挟み地の文が入り空白改行後。
「また台詞が入って」
「空白改行後再び台詞が入り」
その後地の文が台詞に付く、このような文章を時折目にします。
パターンは幾つかあり、これと言った決まりは無さそうですが、私から見ると意味不明なので何がしたいのかと。ついでに読ませる気あるのかとも。
書籍でこのような記述法があるのかは浅学ゆえ不明ですが、長い台詞に長い地の文が付いたり離れたりすると、物凄く読み辛いと思うのは私だけでしょうか。
なぜ読み辛いと感じるか、そのデメリットを示しておきます。
台詞と地の文の混同が起こるからですが、書き手は分かっているから気にせず、読み手はあちらこちらに分散した文章で混乱する。
そこを理解せず自分は理解出来ているから、みんな理解出来ると考えるのは浅慮浅薄極まりないですね。と、つい厳しくなってしまいました。
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