第27話
「私に愛を教えてほしい」
「愛というのは、仕事をサボるのを見逃してくれることだ」
「ふーん」
「俺は今、家から一歩でも出ると蒸発してしまう呪いにかかっているのだ……だから仕事には行けないんだ残念だな実に残念だ」
「無断欠勤はだめだよ」
「うぅ……仕事なんて無くなってしまえばいいのに……」
「それは同意するけど……」
「いや、君の前で弱音を吐いてはいけないな。うん、頑張ってお仕事行ってくるぜ!」
「気をつけて行ってきてね。……私の前でくらい、弱音を吐いたっていいのに」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます