第5話
「私に愛を教えてほしい」
「愛というのは、相手を気遣い家事を済ませておくことだ」
「そうなんだ」
「そうだ」
「それで今日はこんなに部屋綺麗なんだ」
「洗濯と食器洗いも済んでるぜ」
「ふーん」
「掃除機かけてゴミ出しも終わったぜ」
「ふーん」
「昼食はパスタでいいか?」
「うん」
「……なんかリアクション薄くないか?」
「今日一日だけなら誰でもこれくらいは出来るよ」
「と、言いますと?」
「これを毎日継続して初めて、人から褒められると思う」
「そうか……」
「とりあえず一ヶ月頑張ろうか」
「……あれ、君の分の仕事まで俺の仕事になってないか?」
「気のせいじゃない?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます